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セキュリティを整える

初級

ClickFix(偽エラー詐欺)のしくみを整える。

= 「修正手順」と称してコマンドを自分で実行させる詐欺の見抜き方

ClickFix が初めての方は、先に そもそも ClickFix とは・どんな場面で出会うか をどうぞ。

アニメで見る — ClickFix(偽エラー詐欺)のしくみ 開くと1ステップずつ動きます
🪤

偽のWebページ

偽エラー / 偽CAPTCHA

⚠️ 認証/更新に失敗
🩹 「下の手順で修正を」
🙍

あなた

PC を操作

📋 裏で仕込まれた命令
⌨️ Win+R → Ctrl+V → Enter
💻

あなたのPC

OS / 実行環境

💥 マルウェア感染
🪤

偽のWebページ

偽エラー / 偽CAPTCHA

⌨️ Win+R / コピペを要求
🧑‍✈️

あなた

立ち止まって判断

🚨 「100%詐欺」と判断
✋ 何も実行せず閉じる
🛡️

安全

被害ゼロ

📣 IT/管理者に通報
✅ 感染しない

STEP 1

※ イメージ図です。危険な操作は一切再現しません。「手口を知って引っかからない」ための図解です。

そもそも ClickFix とは

「直し方はこちら」と見せて、自分の手で危険な操作をさせる手口。

ClickFix は、Web ページに偽のエラー画面や「人間であることの確認」を表示し、「この手順で直してください」と画面の指示どおりに操作させる手口です。名前は「クリックして直す(Click + Fix)」というイメージから来ています。比較的新しい手口として知られています。

泥棒が窓を破って入るのではなく、「玄関の鍵は自分で開けてください」と言って、本人に開けさせるようなものです。ファイルをダウンロードさせるのではなく、本人の操作で実行させるところに特徴があります。

どこで・どんな場面で出会うか

  • 家庭のパソコン

    無料のソフトやゲームを探して開いたサイトに、突然「確認が必要です」という画面が出る。

  • 職場のパソコン

    調べものの途中で開いたページに、よく見る「人間確認」風の画面が現れる。

  • 検索結果や広告

    検索結果の上位や広告から、本物そっくりの偽ページに案内される。

  • メールやチャットのリンク

    「書類を確認してください」のリンクを開くと、表示エラーを装った画面が出る。

  • 社内の情報システム担当

    社員から「変な画面が出た」と相談を受けたとき。パソコンの操作権限の見直しの検討場面でもあります。

知らないと何が困るか

  • いつもの画面に見えて、自然に従ってしまう。手口を知らないと、「エラーなら直さないと」と思うのが普通です。
  • 実行した後では取り返しがつきにくい。保存されたパスワードなどの情報が盗まれるおそれがあります。
  • 相談が遅れて、被害が広がる。おかしいと思っても黙っていると、同じ職場のほかのパソコンにも影響が出ることがあります。

上の図解で流れを見たうえで、下の「危険サイン」のチェックリストを確かめてみてください。

これだけ覚えれば防げる

🛡️ Webページが「Win+R」やターミナルへのコピペを求めてきたら、内容を問わず100%詐欺。何も実行せず閉じる。

⚠ 攻撃者が見せてくる「偽の修正手順」とは(=絶対にやってはいけない例) 実行UIなし・実コマンドなし

🚫 これは「危険な手順の図解」であって、実行ツールではありません。 本物のコマンドは載せていません。下のダミー表示は「攻撃ページがこういう見た目で迫ってくる」と知るためのものです。 実際にこの操作(Win+R などへのコピペ実行)を求められたら、それが詐欺のサインです。

  1. 1 Win + R

    「ファイル名を指定して実行」を開かせる

    OSの実行ダイアログ。ここに貼られた命令はあなたの権限で即実行される。

  2. 2 Ctrl + V

    気づかぬうちにコピー済みの命令を貼り付けさせる

    ボタンを押した瞬間、裏でクリップボードに悪意ある命令が入れられている。

  3. 3 Enter

    自分の手で実行させる

    「自分で実行」させるのがミソ。多くのセキュリティ製品をすり抜けやすい。

攻撃ページが貼らせようとする命令(ダミー表示・無害)

※ これは本物の命令ではなく、ただの文字列です。このページにはコピー機能も実行機能もありません。

CHECKLIST — このサインが出たら ClickFix を疑う 一つでも当てはまれば要注意
  • 「人間であることを証明するため」とキー操作を要求

    本物のCAPTCHAは画像やチェックだけで完結する。Win+R やコピペを求めるCAPTCHAは存在しない。

  • 「エラーを修正する手順」としてコピペを促す

    「認証/更新に失敗しました。下の手順で修正を」——Webページが修正手順を“手作業で”やらせてくる時点で疑う。

  • Win+R・ターミナル・PowerShell を開かせようとする

    Webサイトが OS の実行ダイアログやターミナルを開く指示を出すこと自体が異常。正規サイトは絶対にしない。

  • 「コピーして貼り付けて実行」を求める

    クリップボードには見えない命令が仕込まれていることがある。貼る前に内容を必ず確認、不審なら実行しない。

  • 「今すぐ」「失敗します」と妙に急かす

    考える時間を奪うのが目的。急かされたら一旦手を止める——これだけで多くの被害を防げる。

  • “あなた自身に”実行させようとする

    攻撃者が直接実行できないから、あなたの手で実行させる。だからこそ「自分で実行=安全」ではない。

やってはいけない

Webの指示でPCを直接操作する

  • ✕ページに言われて Win+R や「ファイル名を指定して実行」を開く。
  • ✕コピーした内容を確認せず Ctrl+V → Enter で実行する。
  • ✕ターミナル / PowerShell を開かせる指示に従う。
  • ✕「今すぐ」「失敗します」の急かしに乗って即操作する。

こうする

立ち止まって、何も実行しない

  • ✓Webの指示で Win+R やターミナルにコピペしない(例外なし)。
  • ✓不審に思ったら、そのページを閉じる。何も押さない。
  • ✓会社のPCなら IT / 管理者へ報告する。
  • ✓貼り付ける前に、クリップボードの中身を必ず確認する習慣をつける。

なぜ ClickFix はこんなに効くのか

「自分で実行させる」のが、この手口の急所。

  1. 1

    CAPTCHA慣れを悪用する

    私たちは「人間であることの証明」を日常的にやらされ、深く考えず従いがち。攻撃者はその習慣化された従順さに偽CAPTCHAをかぶせ、いつもの操作のふりでキー操作まで誘導します。

  2. 2

    セキュリティ製品をすり抜けやすい

    怪しいファイルをダウンロードさせないのがポイント。命令を「あなた自身が手で実行」するため、防御側からは“正規ユーザーの正規操作”に見え、メール添付やダウンロードの検査をかいくぐりやすくなります。

  3. 3

    クリップボードという「見えない経路」

    ボタンを押した瞬間、裏でクリップボードへ命令を仕込む手口(クリップボード・ハイジャック)が使われます。画面の見た目と、貼り付けられる中身が一致しないのが怖いところ。だから「貼る前に中身を確認」が効きます。

今日からできる対策

  • ✓Webの指示でWin+R/ターミナルにコピペしないを鉄則にする。
  • ✓不審なときは操作せず、IT/管理者へ相談する。
  • ✓貼り付ける前に、クリップボードの中身を確認する。
  • ✓家族・同僚にもこの手口を共有し、「Webの指示でPCを操作しない」を合言葉に。

名前について: 「ClickFix」は偽の修正手順(Fix)を踏ませることから、「CrashFix」はブラウザの偽クラッシュ画面を装う亜種から呼ばれます。 見せ方は様々ですが、正体は同じ——「Webの指示で、あなたにPCを操作させる」。だから1つの判断ルールで全部に対応できます。

🔒 このページは攻撃の再現ツールではなく、手口を知って防ぐための防御教育です。本物の悪意あるコマンドは一切掲載しておらず、コピー機能・実行機能もありません。すべてあなたのブラウザの中で完結し、入力は外部に送信されません(送信ゼロ)。外部CDN・APIも使いません。

このツールについて

『認証に失敗しました。下の手順で修正してください』——偽のエラー画面や偽CAPTCHAに従って自分の手でコマンドを実行させる新手口「ClickFix/CrashFix」を、図解で安全に理解する防御教育ツール。危険な操作は一切再現しません。手口を知って“引っかからない判断力”をつけるためのページです。送信ゼロ・登録不要。

Webが「Win+R やターミナルにコピペして」と言ってきたら100%詐欺。何も実行せず閉じる——その判断力を図解でつける。送信ゼロ。

主な機能

  • StepDiagram 2モード(だまされる流れ/見抜いて防ぐ流れ)
  • 危険サイン6項目チェックリスト
  • 絶対やってはいけない例の図解(実コマンドなし)
  • なぜ効くのか解説(CAPTCHA慣れ・製品すり抜け・クリップボード)
  • 今日からできる対策
  • 送信ゼロ・実行UIなし

📖 このツールで使う用語

用語集トップへ →

分からない用語があれば、クリックして解説をご覧ください。

よくある質問

Q. ClickFix(CrashFix)とは何ですか?

A. 偽のエラー画面や偽CAPTCHAが「認証/更新に失敗。下の手順で修正を」と称し、Win+R→Ctrl+V→Enter を“あなた自身に”実行させ、クリップボードに仕込んだ命令で感染させる手口です。

Q. どう見抜けばいいですか?

A. 「Webページが Win+R やターミナルへのコピペを求めてきたら、内容を問わず100%詐欺」。これ一つで判断できます。

Q. 引っかかってしまったらどうすれば?

A. まだ何も実行していなければページを閉じるだけで安全です。実行してしまった場合は端末をネットから切り、会社ならIT/管理者へ即連絡してください。

Q. なぜセキュリティソフトで防げないのですか?

A. ファイルをダウンロードさせず「あなたの手で実行」させるため、正規操作に見えて検査をすり抜けやすいからです。

Q. このツールで危険な操作をさせられませんか?

A. いいえ。本物のコマンドは載せておらず、コピー機能も実行機能もありません。図解と説明だけの防御教育です。

Q. 入力した内容は送信されますか?

A. 送信しません。すべてブラウザ内で完結し、外部CDN・APIも使いません(送信ゼロ)。

入力値はURLの「#」以降に入るためサーバーには送信されません。リンクを開くと同じ状態を復元します。

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