ITを整える
中級工数・人月を整える。
= 「人月」で見積もった仕事量から、期間や必要な人数を自動で計算します。
「人月」は仕事の量(重さ)を表す単位で、期間そのものではありません。総工数(人月) = 要員数(人) × 期間(月) というシンプルな式を軸に、相互計算・進捗管理・人日換算・人を増やすことの落とし穴(ブルックスの法則)まで、ITパスポート/PM初心者の見積り感覚を整えます。入力はこの端末から一切出ません(送信ゼロ)。
🔰 かんたんに言うと
「何人月を何人で?」の工数・期間・要員を相互計算。見積り計算の基本が身につきます。
TLDR — 30秒で分かる
総工数(人月)・要員数(人)・期間(月)の3つのうち2つを入れると残り1つを自動計算(総工数=要員×期間)。くわしくモードでは進捗の遅れ・残工数・必要ペース、人日⇔人月の換算、ブルックスの法則(人を増やせば必ず速くなるわけではない)まで扱う。
主な機能
- 総工数(人月)⇔要員数(人)⇔期間(月)の相互計算(2つ入力で残り1つを自動算出)
- 予定と実績(消化工数・出来高%)から進捗の遅れ・残工数・必要ペースを計算
- 1人月あたりの営業日数を設定して人日⇔人月を相互換算
- ブルックスの法則(人員追加が逆効果になる理由)をコミュニケーション経路数つきで解説
- かんたん(相互計算のみ)/くわしく(進捗・換算・注意点)の2モード
- 入力はすべてブラウザ内で完結、送信ゼロ
① 総工数 ⇔ 要員数 ⇔ 期間 の相互計算
3つのうち2つを入力すると、残り1つを自動で計算します(空欄が計算対象)。基本式:総工数(人月) = 要員数(人) × 期間(月)。
② 進捗・生産性 — 予定と実績のズレを見る
予定(総工数・総期間・経過期間)と実績(消化工数・出来高%)から、進捗の遅れ・残工数・必要ペースを計算します。
予定(計画)
実績
③ 人日 ⇔ 人月 の換算
「1人月=何人日か」は現場によって異なります(営業日ベースで20人日/月前後が多い)。基準日数を決めてから、人日・人月を相互に変換します。
注意:遅れているプロジェクトへの人員追加
ブルックスの法則 — 「9人の女性を集めても、1ヶ月で赤ちゃんは産まれない」
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人月は「単純に割り算・掛け算していい量」ではない
総工数(人月) = 要員数 × 期間 は、あくまで「仕事を分割しても品質が落ちず、全員が最初から同じ生産性で働ける」という理想化された前提の式です。実際の開発作業は分割できない依存関係や、引き継ぎ・調整の手間があるため、この式通りに人と期間を入れ替えられるとは限りません。
- 2
遅れているプロジェクトへの人員追加は、むしろ遅らせることがある
ソフトウェア工学者 フレデリック・ブルックスが指摘した経験則(ブルックスの法則)です。新メンバーは既存メンバーの教育・引き継ぎに時間を奪ううえ、人数が増えるほど連絡・調整の経路(コミュニケーションパス)が急増します。n人チームのペア数は n(n−1)/2 通り——4人なら6通りですが、8人になると28通りと、人数が2倍でも経路は4倍以上に増えます。下の簡易デモで体感できます。
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工数見積りの限界:人を増やせば必ず速くなるわけではない
本ツールの①②の計算は「その通りに人を配置・稼働できたら」という机上の計算です。実務では、教育コスト・調整コスト・タスクの分割可能性(ある作業は1人でしかできない等)を必ず考慮してください。ITパスポート/基本情報のプロジェクトマネジメント分野でも頻出の論点です。
簡易デモ:単純計算での必要人数 vs コミュニケーション経路
よくある質問
Q. そもそも「人月」とは何ですか?
A. **人月(にんげつ)とは、「1人が1ヶ月フルタイムで働いたときの仕事量」を表す単位**です。例えば「12人月の仕事」は、1人でやれば12ヶ月、4人でやれば3ヶ月かかる仕事量、という意味になります。工数(仕事量)と期間(カレンダー上の時間)を分けて考えるための、システム開発やプロジェクト管理でよく使われる単位です。ITパスポートや基本情報のプロジェクトマネジメント分野でも頻出します。
Q. 総工数・期間・要員数の関係は?
A. **総工数(人月) = 要員数(人) × 期間(月)** という関係式で結ばれています。例えば要員4人が3ヶ月かけて作業すれば、総工数は 4 × 3 = 12人月です。本ツールの「①相互計算」では、この3つのうち2つを入れると残り1つが自動で計算されます。
Q. 「12人月を4人でやると何ヶ月?」の求め方は?
A. **期間(月) = 総工数(人月) ÷ 要員数(人)** で求めます。12人月 ÷ 4人 = 3ヶ月です。逆に「12人月を3ヶ月で終えるには何人必要?」なら **要員数 = 総工数 ÷ 期間** で 12 ÷ 3 = 4人と求まります。本ツールの①に数値を入れれば自動で計算されます。
Q. 人日と人月はどう換算しますか?
A. **1人月=その現場の「1ヶ月あたりの営業日数」人日**として換算します。営業日ベースで**20人日/月**とするのが一般的な目安(月の稼働日数から土日祝・夏季/年末年始休みなどを除いた日数)ですが、22人日/月など現場ごとに基準が異なります。本ツールの「③人日⇔人月の換算」で基準日数を設定すれば、20人日=1人月、60人日=3人月のように相互変換できます。
Q. ブルックスの法則とは何ですか?
A. **「遅れているソフトウェアプロジェクトに人員を追加すると、プロジェクトはさらに遅れる」**という、ソフトウェア工学者フレデリック・ブルックスが提唱した経験則です。新しく加わったメンバーは既存メンバーからの教育・引き継ぎに時間を奪ううえ、人数が増えるほど連絡・調整の経路(コミュニケーションパス)が n(n−1)/2 通りで急増し、意思疎通コストが人数の増加以上に膨らむためです。本ツールの「④ブルックスの法則の注意」で、コミュニケーション経路数の増え方を簡易デモで確認できます。
Q. 工数見積りの限界はありますか?人を増やせば必ず速くなりますか?
A. **いいえ、必ずしも速くなりません。** 総工数=要員×期間という式は、「作業を分割しても品質が落ちず、全員が最初から同じ生産性で働ける」という理想化された前提のうえに成り立っています。実際には教育コスト・調整コスト・分割できないタスクの存在があり、単純な割り算・掛け算通りには進みません(ブルックスの法則)。見積りはあくまで目安とし、進捗(②)で予定と実績のズレを継続的に確認することが重要です。
Q. 入力した数字はサーバに送信されますか?
A. いいえ。総工数・要員数・期間・消化工数・出来高%など、入力した数値はすべてこの端末(ブラウザ)の中だけで計算されます。外部への送信・保存・ログ収集は一切ありません(送信ゼロ)。社外に出せない見積り数字を扱う場合でも安心して使えます。
入力値はURLの「#」以降に入るためサーバーには送信されません。リンクを開くと同じ状態を復元します。
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