Web技術を整える
初級ポート番号を整える。
= よく使うTCP/UDPポート番号の早見表(22 SSH・80 HTTP・443 HTTPS)
ポート番号が初めての方は、先に そもそもポート番号とは・どんな場面で使うか をどうぞ。
アニメで見る — IP は建物・ポートは部屋番号 開くと1ステップずつ動きます
インターネット
荷物(パケット)が届く
サーバ(IP=建物)
203.0.113.5
STEP 1
※ イメージ図です。下の早見表で、よく使うポート番号を番号・名前・キーワードで検索できます。
0 – 1023
ウェルノウン(well-known)
HTTP・SSH・DNS など、世界で役割が決まっている定番ポート。多くのOSで利用に管理者権限が要る。
1024 – 49151
登録済み(registered)
MySQL・PostgreSQL・RDP など、製品やサービスが IANA に登録して使う番号帯。
49152 – 65535
動的・私用(dynamic / ephemeral)
クライアントが通信のたびに一時的に借りる番号帯。アプリが固定で使うことは基本ない。
51 / 51 件を表示中。TCP・UDP・暗号化版なども含みます。
| ポート | プロトコル | サービス | 説明 |
|---|---|---|---|
| 20 well-known | TCP | FTP (data) | ファイル転送のデータ用。21番で制御し、実データはこちらで流す。 |
| 21 well-known | TCP | FTP (control) | 古くからのファイル転送。通信は暗号化されないので今は SFTP/FTPS を推奨。 |
| 22 well-known | TCP | SSH | サーバに安全にログインして操作する。SCP / SFTP もこの上で動く。 |
| 23 well-known | TCP | Telnet | 昔のリモート接続。平文で危険なため、いまは SSH に置き換える。 |
| 25 well-known | TCP | SMTP | メールサーバ間でメールを配送する。送信受付には 587 を使うのが今の作法。 |
| 53 well-known | TCP/UDP | DNS | ドメイン名(example.com)を IP アドレスに変換する名前解決。通常は UDP、大きい応答は TCP。 |
| 67 well-known | UDP | DHCP (server) | IP アドレスを自動で配るサーバ側。端末は起動時にここへ要求する。 |
| 68 well-known | UDP | DHCP (client) | IP アドレスを受け取る端末(クライアント)側。 |
| 69 well-known | UDP | TFTP | 認証なしの簡易ファイル転送。ネットワーク機器の起動・設定配布などに。 |
| 80 well-known | TCP | HTTP | Web ページを送受信する基本のプロトコル。暗号化なし(443 が暗号版)。 |
| 110 well-known | TCP | POP3 | メールをサーバから手元へダウンロードして受信する古い方式。 |
| 119 well-known | TCP | NNTP | ネットニュース(Usenet)の記事をやり取りする。 |
| 123 well-known | UDP | NTP | サーバや端末の時刻を正確に合わせる時刻同期プロトコル。 |
| 135 well-known | TCP | MS RPC | Windows のリモート手続き呼び出し。社内 Windows 通信の入口。 |
| 137 well-known | UDP | NetBIOS Name | 昔の Windows 名前解決(NetBIOS)。レガシーな社内 LAN で見かける。 |
| 139 well-known | TCP | NetBIOS Session | 昔の Windows ファイル共有のセッション。445 に置き換わった。 |
| 143 well-known | TCP | IMAP | メールをサーバ上に置いたまま読む受信方式。複数端末で同期したいとき。 |
| 161 well-known | UDP | SNMP | ルータ・スイッチなど機器の状態を監視・管理する。 |
| 162 well-known | UDP | SNMP Trap | 機器側から「異常が起きた」と監視サーバへ自発的に通知する。 |
| 179 well-known | TCP | BGP | インターネットの経路情報を交換する基幹ルーティングプロトコル。 |
| 389 well-known | TCP/UDP | LDAP | ユーザーや組織の情報を引くディレクトリサービス。Active Directory の土台。 |
| 443 well-known | TCP | HTTPS | 暗号化された Web 通信(HTTP + TLS)。いまの Web の標準。 |
| 445 well-known | TCP | SMB | Windows のファイル・プリンタ共有。社内ファイルサーバの定番。 |
| 465 well-known | TCP | SMTPS | メール送信を最初から TLS で暗号化する方式(implicit TLS)。 |
| 514 well-known | UDP | syslog | サーバや機器のログを集約サーバへ送る。運用監視の基本。 |
| 515 well-known | TCP | LPD | 昔ながらのネットワーク印刷(Line Printer Daemon)。 |
| 587 well-known | TCP | SMTP (submission) | メールソフトがメールを送信サーバへ投函する現在の標準ポート(STARTTLS)。 |
| 631 well-known | TCP | IPP / CUPS | ネットワークプリンタの印刷プロトコル。Mac / Linux の CUPS が使う。 |
| 636 well-known | TCP | LDAPS | LDAP を TLS で暗号化したもの。認証情報を安全にやり取りする。 |
| 993 well-known | TCP | IMAPS | IMAP を TLS で暗号化した受信。メールソフトの受信設定で使う。 |
| 995 well-known | TCP | POP3S | POP3 を TLS で暗号化した受信。 |
| 1080 registered | TCP | SOCKS proxy | 汎用プロキシ(SOCKS)の標準ポート。通信を中継する。 |
| 1194 registered | UDP | OpenVPN | OpenVPN の標準ポート。拠点間や在宅の VPN 接続に。 |
| 1433 registered | TCP | SQL Server | Microsoft SQL Server のデータベース接続。 |
| 1521 registered | TCP | Oracle DB | Oracle Database のリスナー(接続受付)。 |
| 1723 registered | TCP | PPTP | 古い VPN プロトコル。脆弱なため新規利用は非推奨。 |
| 2049 registered | TCP/UDP | NFS | Unix / Linux のネットワークファイル共有(Network File System)。 |
| 3000 registered | TCP | Dev server (慣習) | Node.js / React など開発用サーバが慣習的に使う。正式割当ではない。 |
| 3306 registered | TCP | MySQL / MariaDB | 広く使われるオープンソースのデータベース接続。 |
| 3389 registered | TCP | RDP | Windows のリモートデスクトップ。画面を遠隔操作する。 |
| 5060 registered | TCP/UDP | SIP | IP 電話・ビデオ通話の呼制御(発信・着信の段取り)。 |
| 5432 registered | TCP | PostgreSQL | 高機能なオープンソースのデータベース接続。 |
| 5601 registered | TCP | Kibana | Elasticsearch のログ・データを可視化する Web UI。 |
| 5900 registered | TCP | VNC | 画面を共有・遠隔操作するリモートデスクトップ(VNC)。 |
| 6379 registered | TCP | Redis | メモリ上で動く高速なキャッシュ / KVS データベース。 |
| 8080 registered | TCP | HTTP-alt | 80番の代わりによく使う Web ポート。プロキシや開発サーバで定番。 |
| 8443 registered | TCP | HTTPS-alt | 443番の代わりに使う暗号化 Web ポート。管理画面などで定番。 |
| 9000 registered | TCP | アプリ各種 (慣習) | PHP-FPM・Portainer・SonarQube など多くのアプリが慣習的に使う。 |
| 9200 registered | TCP | Elasticsearch | 全文検索・ログ分析エンジンの REST API。 |
| 11211 registered | TCP/UDP | Memcached | メモリ上で動く分散キャッシュ。Web の高速化に。 |
| 27017 registered | TCP | MongoDB | ドキュメント指向の NoSQL データベース接続。 |
一致するポートが見つかりませんでした。番号・サービス名・キーワードを変えてみてください。
そもそもポート番号とは
同じ機械の中で、「どのサービス宛ての通信か」を見分ける番号。
ポート番号は 0 から 65535 までの整数 で、通信の宛先を IP アドレスと組にして指定します。IP アドレスで機械にたどり着いたあと、その中で動く Web、メール、遠隔操作などのうち、どれに渡すかを決めるのがポート番号です。役所で、用件ごとに窓口番号が分かれているのに似ています。
Web サーバーなどのソフトは、自分の番号の窓口を開けて待ち受けます。ファイアウォールは、この番号ごとに通すか止めるかを決めます。使っていない窓口を開けておくほど攻撃される入口が増えるので、必要な番号だけ開けるのが基本です。ポート(port)は英語で「港・出入口」の意味です。
どこで・どんな場面で使うか
-
開発中のサーバーを動かすとき
パソコン内で開発サーバーを起動すると、アドレスの末尾に番号が付きます。複数動かすときは、番号を変えて重ならないようにします。
-
サーバーのファイアウォールを設定するとき
クラウドのセキュリティグループなどで、外から入ってよい番号を指定します。
-
障害対応で「繋がらない」とき
サービスが止まっているのか、番号が塞がれているのかを切り分けるのに、まず番号を確かめます。
-
メールソフトを設定するとき
送信サーバーに指定する番号は、暗号化の有無で変わります。
-
基本情報・応用情報などの資格
代表的なポート番号とサービスの対応は、ネットワーク分野でよく問われます。
知らないと何が困るか
- 必要な番号を開け忘れ、不要な番号を開けっぱなしにする。前者はサービスが繋がらず、後者は不正アクセスの入口になります。
- 「すでに使われています」というエラーで止まる。同じ番号は同時に1つのソフトしか使えません。意味が分かれば、番号を変えるか先に動いているものを止めるかで解決できます。
- 社内ネットワークで特定の通信だけ通らない理由を説明できない。機器が番号単位で通信を制限していることがあり、相談先に正しく伝えられます。
下の早見表で、よく使う番号とサービスの対応を検索してみてください。
ポート番号の読み方・3つ
住所(IP)だけでは届かない。部屋番号(ポート)で初めて届く。
- 1
同じ IP で何種類ものサービスを区別する
サーバの IP アドレスは「建物の住所」、ポート番号は「部屋番号」。だから 1台のサーバで Web(443)・メール(587)・SSH(22)を同時に動かしても、番号で迷わず振り分けられます。
- 2
TCP と UDP は別の世界
ポート番号は TCP と UDP で別々に管理されます。同じ「53番」でも DNS は普段は UDP、大きい応答だけ TCP を使う、というように。表の TCP / UDP バッジで見分けられます。
- 3
「定番の番号」は慣習であって絶対ではない
80=HTTP のような割当は IANA の取り決めですが、設定を変えれば HTTP を 8080 番で動かすこともできます。番号はあくまで「どの部屋に行けばよいか」の目印。実際の中身は運用次第で変えられます。
🔒 この早見表の検索・絞り込みはすべてあなたのブラウザの中で完結します。入力した検索語はサーバに送られません(送信ゼロ)。
このツールは、ネットワーク全体図のここ
- 自分の端末
- 家・会社の中
- 出入口
- 建物の外
- 相手のサーバー
- データセンター
- 見る・動かす
相手のサーバー側(サーバー)— 相手のサーバーの「何係に話しかけるか」を決める番号(ポート番号)の話です。
相手のサーバー側は、訪ねた先の会社の窓口のような場所です。OSI では第4層(トランスポート)。
このページに出てくる略語(11語)
- IANA (Internet Assigned Numbers Authority) — ポート番号や IP アドレスなど、世界で重ならないよう番号を割り振る組織
- SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) — メールを送る・中継するための決まりごと
- POP3 (Post Office Protocol version 3) — メールを手元に取り込んで受け取る決まりごと
- IMAP (Internet Message Access Protocol) — メールをサーバーに置いたまま読む決まりごと
- FTP (File Transfer Protocol) — ファイルを送り受けする古くからの決まりごと(暗号化されない)
- TFTP (Trivial File Transfer Protocol) — 認証のない簡素なファイル転送。機器の設定の出し入れによく使う
- SFTP (SSH File Transfer Protocol) — SSH の上でファイルを暗号化して送る決まりごと
- SSH (Secure Shell) — 遠くの機器に、暗号化した状態でログインして操作する方法
- RDP (Remote Desktop Protocol) — Windows の画面を遠くから操作するための決まりごと
- LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) — 社員や機器の名簿(ディレクトリ)を問い合わせるための決まりごと
- Telnet (Telnet Protocol(名前の由来は Teletype Network とされる)) — 遠くの機器にログインする古い方法。暗号化されない
このツールについて
「SSH は22番だっけ? HTTPS は443?」──毎回ググるあのポート番号を、番号でもサービス名でもキーワードでも引ける早見表にしました。IP アドレスが『建物の住所』なら、ポートは『部屋番号』。1つのサーバで何種類ものサービスを区別する仕組みです。表示も検索もこの端末の中だけで完結します(送信ゼロ)。
「SSHは22? HTTPSは443?」を毎回ググらない。番号・サービス名・キーワードで引ける早見。TCP/UDPを色分け、well-known/registered/dynamicの区分も解説。送信ゼロ。
🔰 かんたんに言うと
通信の「入り口の番号」がポート。80番はWeb、443番はhttps…という決まりを引けます。
主な機能
- 番号・サービス名・キーワードで即時フィルタ
- well-known/registered/dynamic の3区分表示
- TCP・UDP・TCP/UDP を色分けバッジ
- 実務頻出 約50ポートを1行説明つき収録
- 「IP=建物/ポート=部屋番号」の図解
よくある質問
Q. ポート番号って何ですか?
A. IPアドレスが「建物の住所」なら、ポート番号は「部屋番号」です。1台のサーバ(1つのIP)で Web・メール・SSH など複数サービスを区別して動かすための番号です。
Q. SSH / HTTP / HTTPS は何番ですか?
A. SSH は 22、HTTP は 80、HTTPS は 443 です。検索欄に「ssh」「443」などと入れれば即座に確認できます。
Q. well-known・registered・dynamic の違いは?
A. 0–1023 が世界で役割の決まった well-known、1024–49151 が製品が登録して使う registered、49152–65535 がクライアントが一時的に借りる dynamic です。
Q. TCPとUDPのポートは同じ番号でも別物ですか?
A. はい。ポートはTCPとUDPで別々に管理されます。例えば53番(DNS)は普段UDP、大きい応答だけTCPを使います。表のバッジで見分けられます。
Q. HTTPを80番以外で動かせますか?
A. できます。番号はあくまで慣習・取り決めで、設定を変えればHTTPを8080番などで動かせます。番号は「どの部屋に行くか」の目印にすぎません。
Q. SMTPの送信は25番ですか?
A. サーバ間配送は25ですが、メールソフトからの送信投函は現在587(STARTTLS)または465(暗号化)が標準です。
Q. 入力したポートや検索語はどこかに送信されますか?
A. いいえ。検索・絞り込みはすべてブラウザ内で完結し、検索語はサーバに送られません(送信ゼロ)。
入力値はURLの「#」以降に入るためサーバーには送信されません。リンクを開くと同じ状態を復元します。
続けて整える
このツールの解説記事
この内容は、研修でも扱っています
totonoe.tech を運営する株式会社Koinobori は、法人向けの研修サービス「NOBORIBA®」も運営しています。 ここで手を動かした内容を、講師から教わる形の研修です。このページの道具は無料のまま、登録もいりません。