ネットワークを整える
初級TCP/UDP を整える。
= データの運び方の二大ルール「TCP」と「UDP」を図解
インターネットでデータを運ぶ二大ルール「TCP」と「UDP」のしくみを図で整理します。TCP が送信前に行う3回のあいさつ(3ウェイハンドシェイク)と、確実な TCP/速い UDP の使い分けを、アニメと比較表で。読むだけのページなので、通信も入力も一切ありません(送信ゼロ)。
TLDR — 30秒で分かる
TCPが送信前に交わす3回のあいさつ(SYN→SYN/ACK→ACK)と、確実なTCP/速いUDPの使い分けを、アニメと比較表でやさしく。
主な機能を見る
- 3ウェイハンドシェイクの図解アニメ
- TCPとUDPを対比する2モードの図解
- 信頼性・順序・速度・再送・用途の比較表
- Web/メール(TCP)と通話/ゲーム/DNS(UDP)の使い分け
- ポート番号への導入
クライアント
あなたのブラウザ等
サーバ
Web サーバ等
TCP
確実に届ける宅配便
UDP
速さ優先の投げっぱなし
STEP 1
※ イメージ図です。このページは図解だけで、入力・通信は一切行いません(送信ゼロ)。
手を動かす — TCP? UDP? 用途しんだん
あなたの用途、どっちで運ぶ?
4つの質問にトグルで答えると、その用途に向くプロトコル(TCP / UDP)を理由つきで判定します。 下のシナリオを押せば、トグルが自動でセットされて結果が出ます。 判定はすべてブラウザ内。何も送信しません。
▼ シナリオから選ぶ(トグルが自動でセットされます)
質問に答えるか
シナリオを選ぶと
ここに判定が出ます
※ これは「考え方の目安」です。現実には UDP の上に独自の信頼性補正を載せる方式(QUIC など)もあり、 用途によって両者を組み合わせます。判定の軸は、上の比較表(信頼性・順序・速度)と同じです。
3ウェイハンドシェイクとは
いきなり話し出さず、まず3回あいさつしてから。
TCP は「確実に届ける」ことを大切にする運び方です。だからデータを送る前に、相手と 3回のあいさつを交わして「お互い準備できた」と確認します。これが 3ウェイハンドシェイク。電話で「もしもし」「はい、聞こえます」「では話します」と 確認してから本題に入るのと同じ発想です。
- 1
SYN =「つなぎたい」
クライアントがサーバに「接続したい」と申し込みます。SYN(Synchronize)は、最初の合図です。
- 2
SYN/ACK =「OK、そちらは?」
サーバが「受け取った(ACK)+こちらも準備できた(SYN)」を一度に返します。承認と申し込みの合わせ技です。
- 3
ACK =「了解」
クライアントが「確認しました」と返します。これで往復3回がそろい、接続が確立。ようやく本物のデータが流れ始めます。
この往復の手間があるぶん、TCP は接続開始に一瞬の遅れが出ます。けれども「届いたか確認して、抜けたら再送する」しくみが この接続の上に乗るので、データが順番どおり・取りこぼしなく相手に届きます。
TCP と UDP の違い
確実さの TCP、速さの UDP。
| 観点 | 📦 TCP | ⚡ UDP |
|---|---|---|
| 信頼性 | 高い(確実に届ける) | 低め(届く保証なし) |
| 順序 | 送った順に並べ直す | 保証しない(前後しうる) |
| 速度 | やや遅い(確認の手間) | 速い(接続・確認なし) |
| 確認応答・再送 | あり(抜けたら送り直す) | なし(投げっぱなし) |
| 接続 | あり(3ウェイハンドシェイク) | なし(コネクションレス) |
| 用途例 | Web(HTTP/HTTPS)・メール・ファイル転送 | 動画通話・オンラインゲーム・DNS |
どちらが「優れている」ではなく向き不向きです。1文字でも欠けたら困るもの(Web・メール・ファイル)は 確実な TCP。多少抜けても止めたくないもの(通話・ゲーム・DNS)は速い UDP。配信動画やビデオ会議では UDP 系の上に独自の補正を重ねるなど、両者を組み合わせる場面も増えています。
ひとこと:宛先には「ポート番号」もついている
TCP も UDP も、IPアドレス(どの機器か)に加えてポート番号(その機器の中のどの窓口か)を使って相手を特定します。
たとえば Web は 80/443、メールは 25/587 など。同じパソコンの中で複数のアプリが同時に通信できるのは、この窓口番号のおかげです。
ポート番号の早見は別ツール(/ports/・準備中)で扱います。
🔒 解説と比較表は読み物、上の「用途しんだん」も判定はすべてブラウザ内で行います。入力も通信もサーバには送られません(送信ゼロ)。
よくある質問
- Q. TCPとUDPの違いは何ですか?
- A. TCPは接続を作って確実に・順番どおり・取りこぼしなく届けます。UDPは接続も確認もせず速く送り、取りこぼしを許容します。確実さのTCP、速さのUDP、と覚えると分かりやすいです。
- Q. 3ウェイハンドシェイクとは何ですか?
- A. TCPがデータを送る前に交わす3回のあいさつです。①SYN(つなぎたい)②SYN/ACK(OK+そちらは?)③ACK(了解)の順で往復し、接続を確立してから本データを流します。
- Q. なぜSYN/ACKは1回にまとめるのですか?
- A. サーバ側は「受け取った合図(ACK)」と「自分も接続したい合図(SYN)」を同時に返せるためです。往復を減らせて効率的なので、2番目だけSYNとACKが合わさります。
- Q. どんなときにTCP/UDPが使われますか?
- A. 1文字でも欠けたら困るWeb(HTTP/HTTPS)・メール・ファイル転送はTCP。遅延が致命的でわずかな欠落を許せる動画通話・オンラインゲーム・DNSはUDPが向きます。
- Q. UDPは信頼できないから使わないほうがいい?
- A. いいえ。「遅れて届くより、抜けても最新を届けたい」用途ではUDPが最適です。古いコマを再送するより次の最新コマを送るほうが自然な通話・ゲームでは、むしろUDPが正解です。
- Q. TCP/UDPとポート番号の関係は?
- A. どちらもIPアドレス(どの機器か)に加えてポート番号(機器内のどの窓口か)で相手を特定します。同じ端末で複数アプリが同時に通信できるのはポート番号のおかげです。
- Q. このツールで通信や接続テストはできますか?
- A. いいえ。図解と解説だけの読み物で、入力欄も通信もありません。実際にデータが送られることはなく、端末から外には何も出ません(送信ゼロ)。
入力値はURLの「#」以降に入るためサーバーには送信されません。リンクを開くと同じ状態を復元します。
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