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簿記・会計を整える

中級

BS / PL を整える。

= 会社の“財産表(BS)”と“成績表(PL)”

貸借対照表・損益計算書が初めての方は、先に そもそも貸借対照表・損益計算書とは・どんな場面で使うか をどうぞ。

アニメで見る — 利益が残るまで(PL)と、左右が一致する表(BS) 開くと1ステップずつ動きます
💰

売上

入ってきたお金

💰 売上
➖

費用を引く

順番に差し引く

➖ 売上原価(仕入)
➖ 販管費(家賃・人件費)
➖ 税金など
📈

残った利益

手元に残るぶん

売上総利益(粗利)
営業利益
✅ 純利益(手元に残る利益)
📦

左:資産

持っているもの

💵 現金・売掛金・在庫
🏠 設備・建物
⚖️

右:誰のお金か

負債+純資産

➖ 負債(借金・買掛金)
純資産(資本金+利益剰余金)
⚖️ 左=右 で必ず一致

STEP 1

※ イメージ図です。下の入力欄に数字を入れると、PL の段差グラフと BS の T 字図が実際に出ます。

サンプル業種(クリックで数字をプリセット)

入力(4 つだけ・月の数字)

手元に残るめやす(税引き後)

月あたり

—

円/月

年あたり

—

円/年

お金の流れ(月 → 年で税金 → 手取り)

そもそも貸借対照表と損益計算書とは

会社の「今の体力」と「この1年の稼ぎ」を、2枚で見せる成績表。

貸借対照表(B/S=Balance Sheet)は、決算日というある一日に、会社が何を持っていて(資産)、そのお金をどこから集めたか(負債・純資産)を並べた表です。損益計算書(P/L=Profit and Loss Statement)は、ある期間に、いくら稼いで(収益)いくら使ったか(費用)、差し引きでいくら利益が出たかを示す表です。

家計にたとえると、B/S は「今日時点の資産一覧」(預金・持ち家・ローン残高)、P/L は「この1年の家計簿」(収入と支出の差)にあたります。B/S は一日を切り取った写真、P/L は一年間の動画のようなもので、見る角度が違います。現金の出入りだけを追う「キャッシュフロー計算書」とも別物です。

どこで・どんな場面で使うか

  • 経理担当の月次・年次決算

    試算表をもとに2つの表を組み立て、社長や税理士に報告します。毎月作る会社も多い書類です。

  • 個人事業主の確定申告

    複式簿記で記帳して青色申告をする場合、決算書には損益計算書と貸借対照表にあたる欄が並びます。

  • 中小企業の経営者の経営判断

    P/L で「儲かっているか」、B/S で「借金に対して資産が足りているか」を確かめ、投資や採用の判断材料にします。

  • 銀行との融資相談

    融資の審査では、直近の決算書(B/S と P/L)の提出を求められるのが一般的です。数字の意味を説明できると話が進みます。

  • 簿記検定の学習

    日商簿記3級・2級では、取引から貸借対照表と損益計算書を作る問題が定番です。

知らないと何が困るか

  • 「黒字なのにお金がない」の理由が分からない。利益(P/L)と現金は別のものです。B/S を見ないと、売掛金や在庫に資金が寝ていることに気づけません。
  • 決算書を渡されても、銀行や税理士の説明が読めない。どこを見れば会社の安全度が分かるのかを知らないと、数字の良し悪しを自分で判断できません。
  • 借金の多さと資産の多さを混同する。借入があっても資産が上回っていれば問題とは限りません。B/S の左右を見比べる習慣がないと、会社の体力を見誤ります。

上のツールで売上や借入の数字を動かして、P/L の利益と B/S の資産・純資産がどう変わるか確かめてみてください。

使い方

会計の "山" は 3 つだけ。

  1. 1

    PL は「階段」 — 売上から経費を引いて利益に着地する流れ

    売上 → 売上原価を引いた 売上総利益 → 販管費を引いた 営業利益 → 借入利息などを差し引いた 経常利益 → 税前利益 → 税金を引いた 純利益。階段の各段で「何が引かれて」「何が残るか」を上のウォーターフォール図で見られます。

  2. 2

    BS は「天秤」 — 左=資産・右=負債+純資産が常に同額

    「資産=負債+純資産」は会計の絶対的恒等式。資産(右にお金が何で集まったか)が、負債(借入)と純資産(出資 + 利益剰余金)の和とぴったり一致します。T 字図の左右の高さが揃わなければ入力に矛盾。

  3. 3

    PL と BS は繋がる — 純利益は BS の「利益剰余金」に積み上がる

    PL の最終ライン(純利益)は、BS の純資産にある 利益剰余金 に毎期足されていきます。創業 5 年で累積赤字を返済できれば資本金にプラスが乗り、債務超過から脱出。これが「経営の通信簿」が積み上がる仕組み。

補足:利益と現金は違う

黒字なのに現金が足りない「黒字倒産」は、利益と現金のタイミングが違うから起きます。売掛金が増えた(売上は立ったが現金未入)/在庫を仕入れた(現金は出たが費用未計上)/借入を返済した(現金は出たが費用ではない)── 上の「利益と現金は違う」パネルで構造を確認してください。

このツールについて

売上・原価・経費を入れると、損益計算書(PL)の 5 段階利益と、貸借対照表(BS)の T 字図が同時に出ます。「黒字なのに現金が足りない」「純利益はどこに行ったのか」── 創業期の経営者が会計本を読む前に、まず数字を入れて図で感覚を掴むためのツール。

売上・原価・経費を入れると PL ウォーターフォール(5 段階利益) + BS T 字図 が同時に出る。「利益と現金は違う」を視覚化、創業者の最初の壁を埋める。

🔰 かんたんに言うと

会社の「財産表(BS)」と「成績表(PL)」を、数字を入れると図で見せます。

主な機能

  • PL ウォーターフォール(売上総利益 → 営業利益 → 経常利益 → 税前利益 → 純利益)
  • BS T 字図(資産=負債+純資産)
  • 純利益 → 利益剰余金の連動表示
  • 利益と現金の違いを可視化(売掛金・在庫・減価償却)
  • 創業期の経営者向け会計入門

よくある質問

Q. BS と PL って何が違う?

A. PL(損益計算書) は「期間の流れ」を表す動画 ── 1 年(or 1 ヶ月)の間に売上が立ち、費用が引かれて、最終的にいくら利益が出たか。一方 BS(貸借対照表) は「期末の写真」── ある時点で資産がいくらあり、それは借入と出資(と過去の利益の累積)のどちらで集めたか。PL が流れ、BS がストック、と覚えるのが分かりやすい。

Q. PL の 5 段階の利益はどう違う?

A. ①売上総利益(粗利):売上 − 売上原価。「商品で稼ぐ力」。②営業利益:粗利 − 販管費。「本業で稼ぐ力」。③経常利益:営業利益 ± 営業外損益。「借入利息や受取配当を含めた通常の力」。④税前利益:経常利益 ± 特別損益。「臨時要因も含めた最終的な税前の利益」。⑤当期純利益:税前利益 − 法人税等。「株主に残る最終利益」。各段で「何を引いたか」で会社の実態が見えます。

Q. 「資産 = 負債 + 純資産」って何?

A. BS の絶対的な恒等式で、「資産(お金や物の集まり)」と「それを集めた手段」が必ず一致することを表します。100 万円の店舗を持っているなら、その 100 万円は 借入 60 万円 + 出資 30 万円 + これまでの利益累積 10 万円 のように、どこかから調達したお金で買ったはず。だから左右が必ず balance します。これが「貸借対照表(バランスシート)」と呼ばれる由来。

Q. 純利益はどこに行くの?BS のどこ?

A. PL の最終ライン「当期純利益」は、BS の純資産にある「利益剰余金」に毎期足されていきます。創業 5 年で累積利益剰余金がプラスに転じれば「自己資本」が増え、財務体質が改善。配当を出すと利益剰余金から引かれます。「PL の純利益が BS の利益剰余金として積み上がる」、これが PL と BS をつなぐ最大のリンク。

Q. 「黒字なのに現金が無い」のはなぜ?

A. PL の利益と BS の現金は別物だから。原因は主に 4 つ:①売掛金の増加(売上は立ったが入金は数ヶ月後 ── PL では収益計上だが現金未入)/②在庫の増加(仕入で現金は出たが、売れるまで費用にならない)/③設備投資(固定資産購入で現金は出るが、PL には減価償却で少しずつ計上)/④借入金の返済(現金は出るが PL では費用にならない)。すべて「BS の動き」で、PL を見るだけでは捕捉できません。だから キャッシュフロー計算書(CF) が 3 つ目の財務諸表として必要。

Q. 減価償却って何?なぜ重要?

A. 設備や建物のように長く使う資産を、購入年に全額費用にせず、何年かに分けて費用化する仕組み。例:300 万円の機械を 5 年使う想定なら、毎年 60 万円ずつ「減価償却費」として PL に計上。現金は購入時に 300 万円出ているのに、PL では 5 年に分散 ── ここに「利益と現金のズレ」が生まれます。逆に言えば、減価償却費は「PL では費用だが当期は現金支出なし」なので、純利益 + 減価償却費 = 簡易的な営業 CF として使えます。

Q. 資本金は多いほどいい?

A. 一概には言えません。①多いメリット:信用力(取引先・銀行から見て安心)、長期投資ができる、銀行融資の枠が増える。②多いデメリット:登録免許税(資本金の 0.7% or 15 万円)、税務上 1,000 万円超で消費税の課税事業者扱いが早まる、地方税の均等割が増える(東京都の場合 7 万円 → 18 万円)。創業時は 100〜300 万円が一般的、業種により 500〜1,000 万円程度まで。1,000 万円を超えると税制上のデメリットが目立つので避けることが多い。

Q. 入力データはサーバに送られますか?

A. いいえ。売上・原価・各種費用・BS の全項目、すべてあなたのブラウザ内で計算します。外部送信・ログ・保存・トラッキング一切なし。決算書の機密数字を入れて練習しても安全です。

入力値はURLの「#」以降に入るためサーバーには送信されません。リンクを開くと同じ状態を復元します。

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