Linuxを整える
初級パーミッション(chmod)を整える。
= 755 と rwxr-xr-x を、クリックで相互変換
chmod が初めての方は、先に そもそも chmod とは・どんな場面で使うか をどうぞ。
プリセット
| 対象 | 読み取り (r) | 書き込み (w) | 実行 (x) |
|---|---|---|---|
| 所有者 (owner) | |||
| グループ (group) | |||
| その他 (other) |
いまの権限だと ls -l にはこう表示されます
1 taro staff 4096 Jan 1 00:00
- 種別
- 所有者
- グループ
- その他
数値表記:
コマンド例
chmod 755 ファイル名
4桁表記の先頭1桁は「特殊権限」です。4755 のように書き、通常の3桁(所有者/グループ/その他)の前に付きます。
💡 くわしくモードをONにすると、上の数値表記が自動で4桁(例:4755)に切り替わります。
プリセット例
-rwxr-xr-x
- 種別
- 通常ファイル
- 所有者
- 読み取り・書き込み・実行
- グループ
- 読み取り・実行
- その他
- 読み取り・実行
新規ファイル(基本 666 から)
644
rw-r--r--
新規ディレクトリ(基本 777 から)
755
rwxr-xr-x
💡 なぜファイルには実行権(x)が付かないのか——ディレクトリの基本権限は777(rwxrwxrwx)ですが、ファイルの基本権限は666(rw-rw-rw-)で、そもそも x を含みません。誤って実行可能ファイルが量産されるのを防ぐための挙動で、実行権が必要なファイル(スクリプトなど)は作成後に chmod +x で明示的に付与します。
そもそも chmod とは
ファイルごとに「誰が何をしてよいか」を決める、鍵の設定。
chmod は change mode(モードを変える) の略です。Linux ではすべてのファイルとフォルダに、「読む(r)・書く(w)・実行する(x)」を許すかどうかが、持ち主・所属グループ・それ以外の人の3組それぞれに決められています。この決まりがパーミッション(アクセス権)で、chmod はそれを書き換えるコマンドです。
何人もが使うサーバーで、他人が勝手に中身を読んだり書き換えたりできないようにするための仕組みです。755 や 644 といった数字は、この3組分の許可を3桁にまとめて書いたものです。
どこで・どんな場面で使うか
-
Web サーバーで「Permission denied」が出たとき
アップロードしたファイルが表示されない、書き込めないといったとき、まず疑うのが権限(と持ち主)です。
-
スクリプトに実行権を付けるとき
自分で書いた
.shは、そのままでは実行できません。chmod +xで実行権を付けて初めて./script.shで動かせます。 -
SSH の秘密鍵を使うとき
秘密鍵が他人にも読める権限だと、ssh は安全のため使用を断ります。持ち主だけが読み書きできる
600にします。 -
チームで共有するフォルダ
同じグループの人だけが書き込めて、それ以外には読ませない、といった設定をします。
-
設定ファイルやパスワードを書いたファイル
他のユーザーに読まれたくないファイルは、権限を絞って守ります。
なぜ覚えておくと得か
- 「とりあえず 777」は危険。誰でも書き換えられる状態になり、事故や乗っ取りの入口になります。意味を知っていれば、必要な分だけ許可できます。
- エラーの原因に早く気づける。権限が原因のトラブルは多く、
ls -lの見方と合わせて知っていると、原因探しの時間が大きく減ります。 - サーバーを触る仕事の基本。LPIC・LinuC の最初の範囲でもあり、現場でも毎日のように出てきます。
上のツールでチェックボックスを触って、755 や 644 が何を許しているのか確かめてみてください。
chmod・3つの理解
rwxは足し算、数字は暗記より意味で。777は「便利」ではなく「危険」。
- 1
755の「7」は r(4)+w(2)+x(1)の合計
各桁は r=4, w=2, x=1 の合計で決まります。7 = 4+2+1(読み書き実行すべて)、5 = 4+1(読み取りと実行、書き込みなし)、6 = 4+2(読み書きのみ)。3桁はそれぞれ「所有者・グループ・その他」の順です。
- 2
ディレクトリの x は「中に入れる(cdできる)」権限
ファイルの x は「実行できる」権限ですが、ディレクトリの x は「そのディレクトリに cd して中身へアクセスできる」権限です。r だけあって x が無いディレクトリは、中のファイル名は ls で見えても、個々のファイルを開くこと(cdやcat)はできません。
- 3
777は「困ったときの応急処置」ではなく設定ミスの温床
chmod 777 は誰でも読み書き実行できる状態です。「エラーが出たから777にしたら直った」は権限エラーの原因を潰しただけで、第三者からの書き換え・実行を許してしまいます。本番環境では避け、必要な権限だけを段階的に見極めるのが基本です。
パーミッション(rwx・umask・setuid/setgid/sticky)は LPIC-1/LinuC レベル1の頻出領域です。計算・変換はすべてあなたのブラウザの中(純JavaScript)で完結し、入力はサーバへ送信されません(送信ゼロ)。
このツールについて
9つのrwxチェックボックス・8進数(755)・記号表記(rwxr-xr-x)が、どれを触っても他の2つに即時反映されます。ls -l の1行を貼れば色分けして意味を表示、umask値からは新規ファイル/ディレクトリの実効権限も計算。入力はこの端末から一切出ません(送信ゼロ)。
9つのrwxチェックボックス・8進数(755)・記号表記(rwxr-xr-x)が触るたび相互同期。`ls -l`の1行を貼れば色分け解説、umaskからは新規ファイル/ディレクトリの実効権限も即計算。
🔰 かんたんに言うと
755 や rwxr-xr-x は「誰がこのファイルを読める・書ける・実行できるか」の許可設定。クリックで意味が分かります。
主な機能
- rwxチェックボックス⇔8進数(755)⇔記号表記(rwxr-xr-x)の3方向リアルタイム相互変換
- ls -l の1行を貼るだけで各パートを色分けして意味を表示
- umask値から新規ファイル(666-umask)/ディレクトリ(777-umask)の実効権限を計算
- くわしくモードでsetuid/setgid/sticky(4755等の4桁表記)を解説
- 755/644/600/777の定番プリセット(777は危険・本番非推奨の注意つき)
- 送信ゼロ(全てブラウザ内計算、LPIC/LinuC対策にも)
- ls -l の1行を権限に合わせて色分け表示
よくある質問
Q. 755とはどういう意味ですか?
A. 所有者(7=rwx 読み書き実行すべて)・グループ(5=r-x 読み取りと実行)・その他(5=r-x 読み取りと実行)の3桁です。各数字はr=4,w=2,x=1の合計で、実行ファイルやディレクトリでよく使われる定番設定です。
Q. rwxの読み方を教えてください。
A. r=read(読み取り)、w=write(書き込み)、x=execute(実行)の頭文字です。「-」はその権限が無いことを示し、rwxr-xr-xなら「所有者は全部OK、グループとその他は読み取りと実行のみ、書き込み不可」と読みます。
Q. umaskとは何ですか?
A. 新規作成時に「引いておく権限」を決める値です。ファイルの基本権限666・ディレクトリの基本権限777から、umaskで指定したビットを差し引いた権限が実際に適用されます。umask 022ならファイルは644、ディレクトリは755になります。
Q. setuidとは何ですか?
A. 実行時に、実行した人ではなく「ファイルの所有者」の権限で動作させる特殊な権限です。4桁の8進数の先頭(4755など)や、記号表記で所有者のxが小文字s(xが無ければ大文字S)で表されます。/usr/bin/passwdなど一部の実行ファイルで使われます。
Q. ディレクトリのxはどういう意味ですか?
A. ファイルのxは「実行できる」権限ですが、ディレクトリのxは「そのディレクトリに入って中身にアクセスできる(cdできる)」権限です。rだけでxが無いディレクトリは、ファイル名は見えても個々のファイルを開けません。
Q. 777はなぜ危険なのですか?
A. 誰でも読み書き実行できる状態だからです。「エラーが出たので777にしたら直った」は権限エラーの原因を無差別に潰しただけで、第三者による書き換えや悪意あるスクリプトの実行を許してしまいます。本番環境では避け、必要な権限だけを見極めるのが基本です。
Q. 入力した値はどこかに送信されますか?
A. されません。rwxの変換もls -lの読み解きもumaskの計算も、すべてこの端末のブラウザ内(純JavaScript)で完結します(送信ゼロ)。
入力値はURLの「#」以降に入るためサーバーには送信されません。リンクを開くと同じ状態を復元します。
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このツールの解説記事
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