経営を整える
専門原価計算を整える。
= 材料費・労務費・経費から製品の原価が出るまでの流れ
材料費・労務費・経費 → 直接費は仕掛品へ直課、間接費は製造間接費に集めて配賦 → 仕掛品 → 製品 → 売上原価。この製造原価の流れを、数字を入れてボックス図で体感します。簿記2級の工業簿記、最初のつまずきどころに。
🔰 かんたんに言うと
工場でつくる製品の原価がどう積み上がるか、材料費から売上原価までの流れが見えます。
TLDR — 30秒で分かる
材料費・労務費・経費を 直接費/間接費 に分けて入れると、製造間接費の配賦から仕掛品・製品を経て 売上原価 までの流れがボックス図で埋まる。かんたんモードは直接費のみ、くわしくモードは間接費配賦と在庫込みのフル計算。
主な機能
- 原価の流れ図(材料費/労務費/経費→仕掛品→製品→売上原価がアニメで埋まる)
- かんたん(直接費のみ)/くわしく(間接費配賦・仕掛品/製品在庫込み)の2モード
- 形態別×直接/間接のマトリクス表で分類を可視化
- 「製造原価と販管費の線引き」クイズ付き
- パン工場・家具工房などプリセット例つき
- 送信ゼロ(全ブラウザ内処理)
形態別の費用
材料費・労務費・経費
製造間接費
間接費をいったん集める
仕掛品
作りかけの製品
製品
完成した製品
売上原価
売れた分の原価
STEP 1
※ イメージ図です。下の入力欄で、あなたの数字の原価の流れを計算できます。
サンプル(クリックでプリセット)
入力(直接費のみ)
かんたんモードは間接費・仕掛品/製品在庫を 0 として計算します。まずは「直接費の合計=原価」という基本形をつかみましょう。
① 直接費(形態別)
② 間接費(形態別)→ 製造間接費
工場の電気代・工場長の給料・機械の減価償却費など、複数の製品にまたがってかかる費用。合計が「製造間接費」として仕掛品に配賦されます。
③ 仕掛品(作りかけ)の在庫
④ 製品(完成品)の在庫
原価の流れ図(数字を入れると埋まります)
直接材料費
—
間接材料費
—
直接労務費
—
間接労務費
—
直接経費
—
間接経費
—
製造間接費
—
間接材料費+間接労務費+間接経費
仕掛品(作りかけ)
—
当期総製造費用
製品(完成品)
—
当期製品製造原価
売上原価
—
損益計算書で売上高から差し引く額
計算の内訳
解説
原価は「形態別」×「直接・間接」の2軸でつかむ。
工業簿記の原価はまず形態別(材料費・労務費・経費)に分け、それぞれをさらに直接費(特定の製品に直課できる)と間接費(複数の製品に共通してかかる=配賦が必要)に分けます。この2軸を組み合わせると、下のようなマトリクスになります。
| 直接費(直課) | 間接費(配賦) | |
|---|---|---|
| 材料費 | 直接材料費 — 円 主要原材料など | 間接材料費 — 円 工場消耗品・補助材料など |
| 労務費 | 直接労務費 — 円 製造ラインの作業員賃金 | 間接労務費 — 円 工場長給料・間接工賃金 |
| 経費 | 直接経費 — 円 特定製品向け外注加工費 | 間接経費 — 円 工場の電気代・減価償却費 |
クイズ — 製造原価と販管費の線引き
工場で製品を作るために使った電気代は、製造原価と販管費のどちらに分類する?
使い方
原価計算は「4段階の箱の移し替え」。
- 1
直接費はそのまま、間接費はいったん集めてから配る。
直接費(特定の製品にかかったとわかる費用)は仕掛品にそのまま直課します。間接費(複数の製品に共通してかかる費用)は「製造間接費」という箱にいったん集め、作業時間などの基準で各製品に配賦してから仕掛品に投入します。
- 2
仕掛品は「作りかけの在庫」。
当期に投入した費用(当期総製造費用)に、期首にあった作りかけ在庫を足し、期末に残った作りかけ在庫を引くと、今期完成した製品の原価(当期製品製造原価)が出ます。
- 3
製品も同じ考え方で「売上原価」まで。
完成した製品に、期首製品在庫を足し、期末製品在庫(まだ売れていない分)を引くと、実際に売れた分の原価(売上原価)が出ます。これが損益計算書で売上高から引かれ、粗利のもとになります。
補足:商業簿記との違い
商業簿記(仕入れて売るだけ)は売上原価=期首商品+仕入高-期末商品、で完結します。工業簿記(自社で製造する)は、その手前に「材料・労務・経費を仕掛品に集めて製品に仕上げる」製造工程の原価計算が加わる点が最大の違いです。
⚠️ 本ツールは学習用の簡易計算です。配賦基準の按分計算など実務上の詳細は範囲外。送信ゼロ(入力した数字はこの端末から出ません)。
よくある質問
Q. 原価計算とは?
A. 製品を作るのにかかった費用(材料費・労務費・経費)を集計し、完成品1つあたり・1期間あたりの製造原価を計算すること。工業簿記の中心テーマで、**材料費/労務費/経費 → 仕掛品 → 製品 → 売上原価** という流れで費用を積み上げていきます。原価がわからないと「いくらで売れば利益が出るか」「どの製品が儲かっているか」が判断できません。
Q. 商業簿記と工業簿記の違いは?
A. **商業簿記**は仕入れた商品をそのまま販売する業種(小売・卸売)向けで、売上原価=期首商品棚卸高+当期仕入高-期末商品棚卸高、で完結します。**工業簿記**は自社で製造する業種向けで、その手前に「材料・労務・経費を仕掛品に集めて製品に仕上げる」製造工程の原価計算が加わります。簿記2級で新しく登場するのはこの工業簿記パートです。
Q. 直接費と間接費はどう見分ける?
A. **直接費**は「どの製品にいくらかかったか」が明確にわかる費用(例: パンの原材料である小麦粉、その製品専用の外注加工費)。**間接費**は複数の製品に共通してかかり、特定の製品にいくらかを直接ひも付けられない費用(例: 工場全体の電気代、工場長の給料、機械の減価償却費)。直接費はそのまま仕掛品に直課、間接費はいったん製造間接費に集計してから配賦します。
Q. 配賦とは?
A. 製造間接費のように「どの製品にいくら」と直接わからない費用を、作業時間・機械稼働時間・直接労務費の額など何らかの合理的な基準で各製品に割り振ること。例えば製造間接費が100万円、A製品とB製品の作業時間比が3:2なら、A製品に60万円・B製品に40万円を配賦します。本ツールでは配賦後の合計額(製造間接費)を扱い、按分計算そのものは範囲外にしています。
Q. 仕掛品とは?
A. まだ完成していない「作りかけ」の製品のこと。当期に投入した材料費・労務費・経費(当期総製造費用)に、期首にあった仕掛品在庫を足し、期末に残った仕掛品在庫(まだ完成していない分)を引くと、今期完成した製品の原価=**当期製品製造原価**が計算できます。
Q. 製造原価と売上原価の違いは?
A. **当期製品製造原価**は「今期完成した製品」全部の原価。**売上原価**はそのうち「実際に売れた分」だけの原価です。完成しても売れ残れば製品在庫になるため、当期製品製造原価に期首製品棚卸高を足し、期末製品棚卸高(売れ残り)を引いて売上原価を求めます。売上原価は損益計算書で売上高から差し引かれ、粗利(売上総利益)のもとになります。
Q. 入力した数字は送信される?
A. されません。原価計算を整えるはすべての計算をこの端末(ブラウザ)の中だけで行う設計で、サーバーへの送信は一切ありません(送信ゼロ)。入力した材料費・労務費・経費・在庫の数字が外部に送られることはなく、ページを閉じれば消えます。
入力値はURLの「#」以降に入るためサーバーには送信されません。リンクを開くと同じ状態を復元します。
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