経営を整える
中級決算整理を整える。
= 簿記の「決算整理仕訳」を4分野の計算機とタイムライン図で理解する
簿記3級で配点が大きいのに、なぜかつまずきやすい「決算整理仕訳」。減価償却・貸倒引当金・売上原価の算定・経過勘定の4つを、タイムライン図と計算機で1つずつ整理します。数字を入れると、借方・貸方の仕訳がその場で組み上がります。
🔰 かんたんに言うと
決算のときだけ必要な「整理仕訳」4種類を、図解と計算機でつかみます。
TLDR — 30秒で分かる
簿記3級の決算整理仕訳(減価償却・貸倒引当金・売上原価の算定・経過勘定)を4タブで練習。数字を入れるとタイムライン図と借方・貸方の仕訳がその場で組み上がる。送信ゼロ。
主な機能
- 4大決算整理(減価償却・貸倒引当金・売上原価・経過勘定)をタブで切替
- 各タブ「なぜ必要か1行→タイムライン図→計算機→仕訳表示」の統一構成
- 減価償却:定額法の当期償却費+間接法仕訳(減価償却費/減価償却累計額)
- 貸倒引当金:差額補充法で繰入・戻入を自動判定し仕訳表示
- 売上原価:期首+仕入−期末の算定と「しーくり・くりしー」2本仕訳をアニメ風に図解
- 経過勘定:前払/未払/前受/未収の4種を期間タイムライン図と月割り計算機で理解
日々の記録
期中の取引
ズレの発見
決算日でチェック
決算整理仕訳
実態に合わせる
STEP 1
※ イメージ図です。下のタブで数字を入れると、実際の仕訳が出ます。
なぜ必要か:固定資産は使うほど価値が減ります。その目減り分を「減価償却費」として当期の費用に計上しないと、利益が実態より大きく出てしまいます。
資産価値が年々目減りするイメージ
取得原価を耐用年数で均等に割り、年ごとに帳簿価額が一段ずつ下がっていきます(定額法)。当期はそのうち何ヶ月分を費用にするかを月割りで決めます。
入力
当期の減価償却費
—
決算整理仕訳(間接法)
間接法は、資産そのものを減らさず「減価償却累計額」という控除項目に積み上げる方式。資産の取得原価と、これまでの目減り分の両方がBSに残るので、いくら償却したかが一目で分かります。
なぜ必要か:売掛金の一部は将来貸し倒れる(回収できなくなる)かもしれません。その見込み分をあらかじめ費用化しておくのが貸倒引当金です。
差額補充法のイメージ(設定額と現在の残高の差だけ動かす)
入力
繰入額(差額補充法)
—
決算整理仕訳
差額補充法=「設定額(売掛金×設定率)」と「現在の引当金残高」の差額だけ動かす方法。不足していれば繰入、余っていれば戻入します。
なぜ必要か:「仕入」勘定には期中に仕入れた金額しか入っていません。実際に売れた商品の元手(売上原価)を出すには、期首の在庫を足し、期末の在庫を引く必要があります。
「しーくり・くりしー」のイメージ
「しーくり」=繰越商品(期首分)→仕入 / 「くりしー」=仕入(期末分)→繰越商品。この2本セットで「仕入」の残高が売上原価に置き換わります。
入力
売上原価
—
決算整理仕訳(2本セット)
なぜ必要か:支払い・受取りのタイミングと、費用・収益が発生する期間は必ずしも一致しません。決算日をまたぐ分だけ、当期と次期に金額を振り分けます。
4つの経過勘定(クリックで切替)
期間のタイムライン(支払・受取の時点と、当期・次期の境界線)
入力
計上額
—
決算整理仕訳
補足
決算整理の "勘どころ" は 3 つ。
- 1
「期中の記録」と「決算日の実態」はズレている
日々の取引記録は、資産の目減りや在庫の増減、期をまたぐ支払いまでは反映してくれません。決算整理仕訳は、そのズレを決算日にまとめて修正する作業です。試験ではここの配点が大きく、実務でも「利益が実態を表しているか」を左右します。
- 2
「しーくり・くりしー」は語呂で覚える
売上原価の算定は「し入 ← くり越商品(期首)」「くり越商品 ← し入(期末)」の2本の仕訳。この語呂を覚えておけば、借方・貸方を迷わずに書けます。
- 3
経過勘定は「お金の動き」と「期間の対応」を分けて考える
前払費用・前受収益は「お金が先に動いた」ケース、未払費用・未収収益は「お金はまだ動いていない」ケース。費用・収益がどの期間に対応するかをタイムラインで確認すれば、資産・負債どちらで処理するかを迷いません。
⚠️ 本ツールは簿記3級レベルの学習用です。減価償却は定額法・間接法のみ、経過勘定は「向こう1年分をまとめて支払う」単純なケースを想定しています。実際の試験・実務では前提条件をよく確認してください。送信ゼロ(入力した数字はこの端末から出ません)。
よくある質問
Q. 決算整理とは何ですか?なぜ必要なのですか?
A. 決算日に「帳簿上の記録」と「実際の財産・費用の実態」とのズレをまとめて修正する仕訳のことです。固定資産は使うほど価値が減る、売掛金の一部は貸し倒れるかもしれない、仕入れた商品がすべて売れたわけではない、保険料や家賃は期をまたいで前払い・後払いされている——こうしたズレを決算整理仕訳で正しく反映させることで、当期の正しい利益と、決算日時点の正しい財産状況を示せます。
Q. なぜ期中の記録だけでは決算書が作れないのですか?
A. 期中の記録は「現金を払った」「商品を仕入れた」といった取引の事実をそのまま記録するだけで、期間の対応や資産価値の変化までは反映されないからです。たとえば12月に1年分の保険料を払った場合、期中の記録では全額がその月の費用のままですが、決算では「当期に対応する分」と「次期に対応する分(前払費用)」に分ける必要があります。この調整をしないまま決算書を作ると、利益も資産・負債も実態とズレたものになります。
Q. 「しーくり・くりしー」とはどういう意味ですか?
A. 売上原価を算定する決算整理仕訳の覚え方(語呂合わせ)です。「しーくり」=繰越商品(期首棚卸高)を仕入に振り替える仕訳(借方:仕入/貸方:繰越商品)、「くりしー」=仕入(期末棚卸高)を繰越商品に振り替える仕訳(借方:繰越商品/貸方:仕入)を指します。この2本セットの仕訳で「仕入」勘定の残高が売上原価(期首商品+当期仕入-期末商品)に置き換わります。
Q. 差額補充法とは何ですか?
A. 貸倒引当金を、決算日ごとに「あるべき設定額(売掛金残高×設定率)」と「現在の引当金残高」の差額だけ調整する方法です。設定額のほうが多ければ不足分を「貸倒引当金繰入」として追加計上し、逆に引当金残高のほうが多ければ超過分を「貸倒引当金戻入」として取り崩します。全額を洗い替える方法(洗替法)と違い、差額だけを動かすのが特徴で、簿記3級で主に出題される方式です。
Q. 前払費用と前払金はどう違いますか?
A. 前払費用は、保険料や家賃など「時間の経過とともにサービスの提供を受け続ける契約」について、まだ提供を受けていない期間分を前払いした額です(決算整理で計上)。一方、前払金(前渡金)は、商品や materials など「モノの引き渡し」を条件とする取引で、まだモノを受け取っていない段階で代金の一部・全部を先に支払った額です。前払費用は期間按分(月割り)で処理し、前払金は商品の受け渡し時に精算するという点で性質が異なります。
Q. 間接法の「減価償却累計額」とは何ですか?
A. 固定資産の取得原価を直接減らさず、これまで償却した金額の合計を「減価償却累計額」という資産のマイナス項目(控除勘定)に積み上げていく方式が間接法です。貸借対照表には「取得原価」と「減価償却累計額」の両方が表示されるため、資産をいくらで買い、これまでにいくら償却したかが一目で分かります(直接法は取得原価から直接差し引くため、この内訳が見えなくなります)。
Q. 入力した金額はどこかに送信されますか?
A. いいえ。取得原価・売掛金残高・年額などの入力値は、すべてお使いのブラウザの中だけで計算され、サーバーには一切送信されません(送信ゼロ)。ページを閉じれば入力内容も残りません。
入力値はURLの「#」以降に入るためサーバーには送信されません。リンクを開くと同じ状態を復元します。
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