ネットワークを整える
中級MACアドレスを整える。
= MACアドレスの書き方をそろえて、その意味も読み解く
ネットワークのどこの話? 家や会社の中(LAN)で、同じ線やスイッチにつながった機器どうしが相手を見分ける番号の話です。OSI 参照モデルでは第2層(データリンク層)にあたり、ルータを越えると書き換えられます(OSI参照モデル)。
MAC アドレスが初めての方は、先に そもそも MAC アドレスとは・どんな場面で使うか をどうぞ。
アニメで見る — MACアドレスの中身 開くと1ステップずつ動きます
前半 24bit
OUI(ベンダー識別子)
後半 24bit
デバイス固有部
先頭オクテット
8ビットを2進で見る
意味
下位2ビットで決まる
STEP 1
※ イメージ図です。下の入力欄で、実際のMACアドレスを整形・判定できます。
— Linux・macOS・一般的な表記。最も広く使われます。
— Windows(ipconfig)でおなじみの表記。
— Cisco機器の表記。2オクテットずつ束ねます。
— 設定ファイルやAPIで使われる素の12桁。
先頭オクテット — を2進8桁で表示。U/L・I/G ビットを強調します。
I/Gビット(最下位ビット)
—
—
U/Lビット(下位から2番目)
—
—
OUI(前半3オクテット=24bit)
製造元ごとにIEEEから割り当てられるベンダー識別子。ここを見れば「どのメーカー製か」が分かります。
デバイス固有部(後半3オクテット=24bit)
同じメーカーの中で機器ごとに振られる連番。OUIと合わせて世界で1つの名札になります。
※ 製造元の名前は表示しません。ベンダー名DBを持つと外部問い合わせや巨大データが必要になり、送信ゼロの原則から外れるためです。OUIから製造元を引きたい場合は IEEE の公開登録簿(MA-L)をご利用ください。
そもそも MAC アドレスとは
ネットワーク機器ごとに付いている、世界で一つのはずの名札。
MAC アドレスの MAC は Media Access Control の略です。パソコン、スマホ、プリンター、ルーターなど、ネットワークにつなぐ機器の通信用の部品(ネットワークカードなど)ごとに付けられた、48ビットの番号で、「00:1b:44:11:3a:b7」のように16進数で書きます。
IPアドレスが「今いる場所の住所」だとすると、MAC アドレスは「その機器につけられた名札」です。同じ LAN(同じネットワーク)の中で、通信の相手を見分けるために使われます。
どこで・どんな場面で使うか
-
ルーターの接続機器一覧
家庭のルーターの管理画面には、つながっている機器が MAC アドレスつきで並びます。知らない機器が混じっていないかの確認に使えます。
-
MAC アドレスによる接続制限
「登録した機器だけ Wi-Fi につなげる」設定は、MAC アドレスで機器を見分けています。
-
DHCP での固定割り当て
プリンターなどに毎回同じIPアドレスを渡したいとき、MAC アドレスを使って機器を指定します。
-
スイッチの中の動き
LAN のスイッチは、どの MAC アドレスの機器がどのポートにいるかを覚えて、宛先の機器にだけデータを送ります。
-
資格試験
CCNA ではスイッチの動作や MAC アドレスの表記が問われ、基本情報技術者試験でも用語として出てきます。
知らないと何が困るか
- 機器の登録で表記が合わない。機器ごとにコロン区切り・ハイフン区切りなど表記が違い、そのまま貼って「登録できない」となりがちです。
- 知らない機器に気づけない。接続一覧を見ても、どれが自分の機器か分からなければ、無断で使われていても見逃します。
- 「MAC アドレスで守れる」と思い込む。MAC アドレスは書き換えられるため、これだけでは安全とはいえません。役割と限界を知っておくと、守りの考え方を誤りません。
上のツールに MAC アドレスを入れて、表記の違いや、メーカーを表す部分を確かめてみてください。
MACアドレスの読み方・4つ
48ビットの名札は、前半が「どこ製」、最後の2ビットが「種類」。
- 1
表記が違っても中身は同じ
コロン・ハイフン・ドット(Cisco)・区切りなし/大文字小文字は見た目の違いだけ。48ビットの値は変わりません。機器やツールごとの流儀に合わせて整えれば、貼り間違いが減ります。
- 2
I/Gビット=宛先が1台か複数か
先頭オクテットの最下位ビットが0ならユニキャスト(特定の1台宛)、1ならマルチキャスト(複数宛)。
01:00:5e:…はIPv4マルチキャスト、ff:ff:ff:ff:ff:ffはブロードキャストです。 - 3
U/Lビット=正規の割当か、手動/ランダムか
先頭オクテットの下から2番目のビットが0なら、OUIに基づくグローバル一意アドレス(工場出荷時の本物)。1ならローカル管理アドレス=手動設定・仮想NIC・スマホのプライベートWi-Fi(ランダムMAC)などです。
02:00:00:…がその一例。 - 4
前半24bitのOUIでメーカーが分かる
前半3オクテットは製造元ごとにIEEEが割り当てるOUI(ベンダー識別子)。後半3オクテットは機器ごとの連番です。OUIをIEEEの公開登録簿で引けばメーカー名が分かります(本ツールは送信ゼロ維持のため名前DBは持ちません)。
🔒 整形・判定・色分けはすべてあなたのブラウザの中(純JavaScript)で完結します。入力したMACアドレスはサーバに送られません(送信ゼロ)。
📘 CCNA ではここが問われる(200-301 v1.1・Network Fundamentals/Network Access)
- MAC アドレスは48ビット(16進12桁)。前半24ビットが OUI(メーカー)、後半24ビットが機器ごとの番号
- Cisco の表記は4桁ずつドットで区切る形(例:aabb.ccdd.eeff)。ブロードキャストは ffff.ffff.ffff
- スイッチの動き:届いたフレームの送信元 MAC を学習し、宛先が分からないとき(未知ユニキャスト)とブロードキャストは受信ポート以外へフラッディングする
- MAC アドレステーブルの保持時間(エージング)の既定値は 300 秒
- 確認:
show mac address-table、show interfaces(burned-in address の表示)
たとえると
MAC アドレスは、機器に焼き付けられた「製造番号」のようなものです。IP アドレスは引っ越せば変わる「住所」ですが、MAC アドレスは本体についた番号なので、基本は変わりません。同じ部屋(同じ LAN)の中で、「この荷物は、この番号の機器へ」と渡すときに使われます。前半の6桁は「どこの会社がつくったか」(OUI)を表します。
このツールは、ネットワーク全体図のここ
- 自分の端末
- 家・会社の中
- 出入口
- 建物の外
- 相手のサーバー
- データセンター
- 見る・動かす
家・会社の中(LAN)— 機器の背番号(MAC アドレス)で、スイッチが荷物を届ける話です。
家・会社の中は、同じ建物の中の廊下と部屋割りのような場所です。OSI では第2層(データリンク)。
このページに出てくる略語(7語)
- MAC (Media Access Control address) — 機器の差込口ごとに付いた 48 ビットの背番号。建物の中の配達に使う
- OUI (Organizationally Unique Identifier) — MAC アドレスの前半 3 バイト。機器を作った会社を表す
- NIC (Network Interface Card) — 機器をネットワークにつなぐ部品。LAN ポートや無線 LAN のチップのこと
- IEEE (Institute of Electrical and Electronics Engineers) — 有線 LAN・無線 LAN などの規格(802.x)を決めている学会
- EUI-64 (Extended Unique Identifier) — MAC アドレスから 64 ビットの番号を作り、IPv6 の住所の後半に使う方法
- TCAM (Ternary Content-Addressable Memory) — ACL などの検査を高速に行う、スイッチ内の特別なメモリ
- ARP (Address Resolution Protocol) — IP アドレスから、相手の MAC アドレスを聞いて調べる決まりごと
このツールについて
ネットワーク機器に付く48ビットの「名札」=MACアドレスを、好きな表記(コロン・ハイフン・Cisco・区切りなし/大文字小文字)に整えて相互コピー。先頭の2ビットから『1台宛か複数宛か』『正規の割当か手動/ランダムか』を読み解き、前半=メーカー識別子(OUI)と後半=機器固有部も色分けします。入力はこの端末から一切出ません(送信ゼロ)。
MACアドレスの表記をそろえてコピーでき、先頭2ビットから種類(1台宛/複数宛・本物/ランダム)とメーカー識別子OUIを読み解けます。送信ゼロ。
🔰 かんたんに言うと
機器1台ごとに付いている「製造番号のような固有の番号」がMACアドレス。その表記を変換・判定します。
主な機能
- 4表記(コロン/ハイフン/Cisco/区切りなし)+大小の相互変換
- I/Gビット判定(ユニキャスト/マルチキャスト)
- U/Lビット判定(グローバル一意/ローカル管理=ランダムMAC)
- 先頭オクテットの2進可視化(該当ビット強調)
- OUI+デバイス固有部の色分け
よくある質問
Q. MACアドレスの表記が機器ごとに違うのはなぜですか?
A. 中身の48ビットは同じで、コロン/ハイフン/ドット(Cisco)/区切りなしは見た目の流儀の違いだけです。本ツールで好きな形に整えれば貼り間違いを防げます。
Q. 入力の区切りや大文字小文字がバラバラでも大丈夫ですか?
A. はい。区切り(: - . 空白)と大小は自動で吸収し、16進12桁ぴったりなら整形します。足りない/多い/16進以外の文字はエラーで知らせます。
Q. I/Gビットとは何ですか?
A. 先頭オクテットの最下位ビットです。0ならユニキャスト(1台宛)、1ならマルチキャスト(複数宛)。例として 01:00:5e: はIPv4マルチキャスト、ff:ff:ff:ff:ff:ff はブロードキャストです。
Q. U/Lビットとは何ですか?
A. 先頭オクテットの下から2番目のビットです。0なら工場出荷時の本物(OUI割当のグローバル一意)、1ならローカル管理(手動設定・仮想NIC・スマホのランダムMAC)です。
Q. OUIからメーカー名は分かりますか?
A. 前半24ビット(OUI)が製造元を示しますが、本ツールは送信ゼロ維持のため名前データベースを持ちません。メーカー名はIEEEの公開登録簿(MA-L)で引けます。
Q. スマホのプライベートWi-Fi(ランダムMAC)はどう見分けますか?
A. U/Lビットが1(ローカル管理)になります。本物の機器アドレスではないため、OUIからメーカーは特定できません。
Q. 入力したMACアドレスはサーバに送られますか?
A. いいえ。整形・ビット判定・色分けはすべてブラウザ内の純JavaScriptで完結します(送信ゼロ)。
入力値はURLの「#」以降に入るためサーバーには送信されません。リンクを開くと同じ状態を復元します。
続けて整える
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