NEWS
「CDNを整える」公開 — なぜ速いのかを世界地図の上で体感する配信シミュレーター
ネットワークカテゴリの新ツール CDNを整える を公開しました。
CDN(Contents Delivery Network)は「コンテンツのコピーを世界中に置いて、一番近い所から渡す」しくみ——と一文で説明されがちですが、その一文ではイメージが湧かないもの筆頭だと思います。そこで、動かして見えるようにしました。
世界地図の上で、リクエストの線が光る
アクセス元の都市(札幌からブエノスアイレスまで12都市)を選んで「CDNなし/あり」を切り替えると、リクエストの旅が線になって動きます。
- CDNなし — ブエノスアイレスから東京のサーバーまで約18,000km。光の速さでも往復257ms
- CDNあり — 最寄のサンパウロのエッジからなら約1,700km・23ms(約11倍速い)
遅延は「光ファイバー中の光速 約20万km/s×経路係数」の物理から概算しているので、数字にごまかしがありません。「太さ(帯域)ではなく、近さ(遅延)を買うのがCDN」が腹落ちします。
連打で覚えるキャッシュのHIT/MISS
「リクエストを送る」を連打すると、1回目だけ遅い理由(MISS=オリジンまで取りに行く)と、期限が切れるとまた遅くなる理由(TTL失効)が手で覚えられます。ヒット率からオリジンに届くリクエスト数を出す負荷オフロードの計算機つき。
種明かしはDNS
同じURLなのに、なぜ世界中の利用者がそれぞれ一番近いサーバーに届くのか——CNAME→GeoDNS/エニーキャストの仕掛けを4ステップで図解します。DNSレコードの種類を整えるとの相互補完です。
これで totonoe は全162種になりました。いつもどおり、登録不要・広告なし・すべてブラウザの中だけで計算します(送信ゼロ)。ちなみにこのサイト自体はCDNを使わず日本のサーバー1台から配信しているので、遠くの国からはまさに「CDNなし」の遅さで届いています。