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ネットワークを整える

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VLANを整える

= ポートに色を塗ると「同じ色どうししか通信できない」が分かる

スイッチのポートに色(VLAN)を割り当てると、『同じ色どうししか通信できない』ことが目で分かります。CCNA試験範囲『Network Access』に対応する基礎です。実機の設定コマンドではなく、まず仕組みの理解に集中します。

🔰 かんたんに言うと

1台のスイッチを、色分けした複数のネットワークに分ける技術です。同じ色どうしだけが通信できます。

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TLDR — 30秒で分かる

ポートをクリックして VLAN10/20/30 を割り当てると、同じ色(VLAN)どうしだけ通信できることが判定つきで分かる。2台のスイッチを跨ぐにはトランクポート802.1Qタグが必要、という点も体験できます。CCNA『Network Access』対応。

主な機能

  • 8ポートのスイッチ図をクリックでVLAN10/20/30に切替
  • 2ポート選択→通る/通らないを理由文つきで判定(aria-live)
  • 2台のスイッチを跨ぐ「アクセス⇔トランク」切替体験
  • 802.1Qタグ(VLAN番号の荷札)の図解
  • ブロードキャスト分割・部署/ゲスト分離などVLANを分ける理由
  • ありがち失敗(トランク設定忘れ・実は同じVLAN)を解説・送信ゼロ

TRY

① 1台のスイッチで体験

ポートをクリックすると VLAN10(青)→VLAN20(緑)→VLAN30(橙)の順に切り替わります。下で2つのポートを選ぶと、通信できるかどうかを判定します。

スイッチ(8ポート) ポートをクリックしてVLANを切替(送信ゼロ)
VLAN10 VLAN20 VLAN30 クリックで巡回:10 → 20 → 30 → 10…

🔲 スイッチ本体

ポート1 = PC-A、ポート5 = PC-B という想定で、下の判定に使えます。

この2ポートは通る? 選ぶと即座に判定(送信ゼロ)

TRUNK

② 2台をまたぐ=トランク

スイッチを2台つなぐと、間のリンクは「アクセスポート」と「トランクポート」のどちらかになります。切り替えて、跨ぎ通信の可否がどう変わるか確かめてください。

スイッチ2台 + 中継リンク リンクの種類を切替(送信ゼロ)

🔲 スイッチ1

ポート1 = PC-C

中継リンク

🔲 スイッチ2

ポート1 = PC-D

802.1Q タグとは

トランクポートは、複数のVLANのフレームを1本のケーブルで運びます。そのままでは相手のスイッチが「どのVLANのフレームか」を区別できないので、フレームにVLAN番号の荷札(タグ)を付けてから送ります。これが 802.1Q タグ付けです。

宛先MAC 送信元MAC 802.1Qタグ(VLAN10) タイプ データ FCS

受け取ったスイッチはタグを見てVLANを判別し、アクセスポートへ送り出すときはタグを外して元のフレームに戻します(これを「タグを外す」と表現します)。実機では switchport mode trunk のようなコマンドで設定します。

WHY

③ なぜVLANを分けるのか

1つの物理スイッチを、論理的に複数のネットワークへ分ける理由と、現場でありがちな失敗を整理します。

ブロードキャストの分割

同じLANの端末が増えるほど、宛先を指定しない「ブロードキャスト」が全員に届いてしまい、無駄な通信(ブロードキャストストーム)が増えます。VLANで区切ると、ブロードキャストが届く範囲もVLAN内だけに収まります。

部署・ゲストの分離

経理部・開発部・来客用Wi-Fiなどを同じ配線のまま論理的に分けられます。物理的に配線を分けなくても、部署ごとに独立したネットワークのように扱えるのが大きな利点です。

セキュリティ

L2では別VLANどうし通信できないため、ゲスト用の端末が社内システムのセグメントへ直接アクセスすることを防げます。跨ぐ通信はルータ/L3スイッチを通すので、そこにアクセス制御(ACL)を仕込めます。

⚠️ ありがちな失敗

  • トランク設定を忘れる: スイッチを跨ぐリンクをアクセスポートのままにしてしまい、「同じVLANのはずなのに、隣のスイッチのPCと通信できない」となるケース。上の②の体験と同じ状況です。
  • 「VLANを分けたのに全部通る」=実は同じVLANだった: ポートごとにVLAN番号を割り当てたつもりが、初期設定のままVLAN1(デフォルトVLAN)に残っていたり、両方とも同じVLAN番号を指定してしまっていたりして、分離できていないケース。設定後は必ず「意図した番号になっているか」の確認が要ります。

よくある質問

Q. VLANとは何ですか?

A. 1台の物理スイッチを、複数の論理的なネットワーク(VLAN)に分ける技術です。同じVLAN番号のポートどうしは同じLANとして通信でき、VLANが違うポートどうしはL2(スイッチ内)では通信できません。配線を分けなくても、部署やゲストのネットワークを分離できます。

Q. なぜ別VLANどうしはL2で通信できないのですか?

A. VLANはそれぞれが独立したブロードキャストドメイン(別のネットワーク)として扱われるためです。異なるネットワーク間の通信には、IPアドレスをもとに経路を決めるルータやL3スイッチが必要になります。

Q. アクセスポートとトランクポートは何が違いますか?

A. アクセスポートは1つのVLANのフレームしか運べず、主にPCなど末端機器を接続します。トランクポートは複数VLANのフレームを802.1Qタグ付きで運べ、主にスイッチどうしやスイッチ―ルータ間の中継リンクに使います。

Q. 802.1Qタグとは何をしているのですか?

A. トランクリンクを流れるイーサネットフレームに「このフレームはVLAN10のものです」という荷札(VLAN番号)を挿入する仕組みです。受け取ったスイッチはタグを見てVLANを判別し、アクセスポートへ送り出す際にはタグを外します。

Q. 同じVLAN番号なのに2台のスイッチを跨ぐと通信できないのはなぜですか?

A. スイッチ間のリンクがアクセスポートのままで、802.1Qタグを運べない設定になっている可能性が高いです。跨ぐ通信を通すには、そのリンクをトランクポートに設定する必要があります(実機では switchport mode trunk 等)。

Q. 「VLANを分けたのに全部通ってしまう」のはなぜですか?

A. 多くの場合、ポートの割り当てが意図した番号になっておらず、初期設定のデフォルトVLAN(VLAN1など)のまま残っている、あるいは両方に同じVLAN番号を設定してしまっているケースです。設定後は各ポートのVLAN番号を必ず確認してください。

Q. VLANを分けるとブロードキャストにどう影響しますか?

A. ブロードキャスト(宛先を指定しない通信)は、送信元と同じVLAN内の端末にしか届きません。VLANで細かく分けるほどブロードキャストが届く範囲が狭くなり、無駄な通信(ブロードキャストストーム等)の影響を抑えられます。

Q. このツールで実機の設定コマンドは学べますか?

A. 本ツールは概念の理解に絞っており、コマンドの入力練習は扱いません。実機では switchport access vlan 10 やswitchport mode trunk のようなコマンドで設定しますが、まずは『同じVLANどうししか通信できない』『跨ぐにはトランクが要る』という考え方を掴むことを目的にしています。

入力値はURLの「#」以降に入るためサーバーには送信されません。リンクを開くと同じ状態を復元します。

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