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ネットワークを整える

初級

無線LANを整える

= Wi-Fiのチャンネル・帯域・セキュリティの基本

なぜルーターのチャンネルは「1・6・11」を勧められるのか。2.4GHz帯のチャンネルを図にして重なりを見え化し、帯域の使い分け・セキュリティの新旧・ありがちな失敗までを一気に整理します。家のWi-Fiに悩む人からCCNA学習者まで。

🔰 かんたんに言うと

家のWi-Fiのチャンネルが「隣とかぶって遅い」原因を図で確認できます。1・6・11を使えばかぶりにくい、という定番の理由が分かります。

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TLDR — 30秒で分かる

2.4GHzのチャンネルが重なっているのを図で見て、「1・6・11を使う理由」が腹落ち。距離・壁の枚数から2.4GHz/5GHzどちらが有利かの目安も計算。WEP→WPA2→WPA3のセキュリティ進化と、中継器多段・置き場所などありがち失敗も収録。

主な機能

  • 2.4GHz帯13chの重なりをSVGで可視化、2ch選んで干渉判定
  • 「1・6・11が重ならない」結論と、ズラしたつもりが最悪になるあるある
  • 距離・壁の枚数から2.4GHz/5GHzどちらが有利かの簡易シミュレーション
  • WEP→WPA2→WPA3のセキュリティ進化表とSSID非表示は気休めという注意
  • 中継器多段・設置場所・古い規格の子機・電子レンジなどありがち失敗5種
  • 送信ゼロ・全てブラウザ内計算

CHANNEL

① チャンネルの重なりを見る

2.4GHz帯は1〜13chありますが、各chの電波は隣のchまではみ出して広がっています。2つのchを選んで、実際に重なる(干渉する)かどうかを確かめてみましょう。

2.4GHz チャンネルマップ(横軸=周波数) chを2つクリックすると重なり判定

選択中: なし(2つ選ぶと判定します。もう一度押すと選択解除)

RESULT

計算中…

結論:重ならない組は 1・6・11。 中心周波数が22MHz以上離れていれば電波の裾野が重ならないため、2.4GHz帯を複数のWi-Fiで使い分けるときはこの3chの中から選ぶのが定石です。

⚠️ よくある勘違い:隣の家がch1を使っているからと「ズラすつもり」でch2にすると、中心周波数の差はわずか5MHz。ほぼ真上に重なる、実は最悪の組み合わせです。ズラすなら1・6・11のように大きく離す必要があります。

BAND

② 2.4GHz と 5GHz/6GHz の使い分け

帯域にはそれぞれ得意・不得意があります。まずは特性の比較、そのあとで「自分の環境ならどちらが有利か」を簡易シミュレーションで見てみましょう。

帯域 得意なこと 弱み
2.4GHz 壁を回り込みやすく遠くまで届く 電子レンジ・Bluetooth等と干渉しやすく混みがち
5GHz 速く、干渉が少なくて空いていることが多い 壁など障害物に弱く、遠いと届きにくい
6GHz 最新規格(Wi-Fi 6E/7)でさらに空いていて速い 対応する親機・子機がまだ限られる
かんたん帯域シミュレーション 概算モデル・目安です

RESULT

計算中…

※ 建材や機器の性能で大きく変わる簡易モデルです。実際の速度・電波状況の保証ではなく「目安」としてご利用ください。

SECURITY

③ セキュリティの新旧

暗号化方式は世代交代してきました。今つながっているWi-Fiがどれかは、スマホ・PCのWi-Fi詳細設定やルーターの管理画面で確認できます。

規格 時期 評価 ひとこと
WEP 1997年〜(過去の規格) 使わない 暗号が数分〜数秒で解読できてしまうほど脆弱。今は使ってはいけない規格。
WPA 2003年〜(WEPの応急処置) 使わない WEPの弱点を急いで補った暫定規格。今となっては脆弱で非推奨。
WPA2 2004年〜(長く現役) 現役 現在も広く使われている現役規格。強いパスフレーズと組み合わせれば実用上は問題なし。
WPA3 2018年〜(最新・推奨) 推奨 個別暗号化や総当たり耐性が強化された最新規格。対応機器があれば優先したい。

🔓 SSID非表示・MACフィルタは「気休め」

SSIDを非表示にしても電波自体は出ているので専用ツールで見つかりますし、MACアドレスは通信を見れば分かるため偽装されえます。本筋は暗号化方式(WPA2以上)と強いパスフレーズです。

☕ 公共Wi-Fiの注意

暗号化のない、または弱いカフェ・駅の無料Wi-Fiでは通信を覗き見されるリスクがあります。重要な情報のやり取りは避けるか、VPN等を併用しましょう。自分の対策度は セキュリティの腕試し(skillcheck) でも確認できます。

MISTAKES

④ ありがち失敗

「なんとなく遅い・つながらない」の背後にある、よくある原因を集めました。

⚠️ 中継器を何段も繋いでしまう

無線の中継(リピーター)は1段ごとに速度がおよそ半分になりがち。2段中継すると理論上は最大速度の1/4程度まで落ちる。有線LANで中継器を親機に繋ぐ「有線バックホール」なら速度低下を避けやすい。

⚠️ ルーターの置き場所が悪い

床置き・金属棚の中・水槽の近く・部屋の隅は電波が届きにくい。電波は金属や水に遮られやすいため、部屋の中央・高い場所に、遮る物がない状態で置くのが基本。

⚠️ 古い規格の子機が全体を巻き込む

1台でも古い規格(例: 11g/11n)の機器が繋がっていると、ルーターがその機器に合わせて速度を落とすことがある(互換性維持のため)。古い機器だけ別のSSID・別帯域に分けると改善することがある。

⚠️ 電子レンジ・Bluetoothとの干渉

電子レンジは2.4GHz帯の電波を発するため、動作中は2.4GHz Wi-Fiの速度が落ちたり切れたりすることがある。5GHz帯はこの干渉を受けにくい。

⚠️ 隣家のWi-Fiと「ズラしたつもり」が実は最悪

隣がch1を使っているからとch2にすると、中心周波数差はわずか5MHzで、実はほぼ真上に重なる=最悪の干渉。ズラすなら22MHz以上離れた1・6・11のような組み合わせを選ぶ必要がある。

📶 CCNA試験範囲「Network Fundamentals」対応:無線LANのチャンネル・帯域・セキュリティ規格の基礎を扱っています。

よくある質問

Q. なぜルーターは「1・6・11ch」を勧められるのですか?

A. 2.4GHz帯の電波は中心の周波数だけでなく前後にも広がっており、隣接するチャンネルどうしは重なって干渉します。中心周波数の差が22MHz以上あれば重ならないため、1・6・11の3つを選べば、13chある中でも互いに干渉しにくい組み合わせになるからです。

Q. 隣の家がch1だから、ch2にズラせば安心ですか?

A. むしろ最悪の組み合わせです。ch1とch2の中心周波数の差はわずか5MHzで、電波の裾野がほぼ真上に重なります。ズラすなら22MHz以上離す必要があり、1→6や1→11のように大きく離すのが正解です。

Q. 2.4GHzと5GHz、結局どちらを選べばよいですか?

A. 近くて壁が少ないなら5GHz(速い・空いている)、遠い・壁が多いなら2.4GHz(届きやすい)が目安です。本ツールの簡易シミュレーションは距離と壁の枚数からどちらが有利かの概算を出しますが、建材や機器で変わるためあくまで目安です。

Q. 6GHz帯(Wi-Fi 6E/7)は何が違うのですか?

A. 2.4GHz・5GHzよりさらに新しく空いている帯域で、干渉が少なく高速です。ただし対応する親機・子機がまだ限られるため、両方が対応している場合にだけ使えます。

Q. WEPやWPAはもう使ってはいけないのですか?

A. はい。WEPは数分〜数秒で解読されるほど脆弱で、WPAもその応急処置に過ぎず今は非推奨です。現役として使えるのはWPA2以降で、対応していればWPA3を優先してください。

Q. SSIDを非表示にしたり、MACアドレスでフィルタすれば安全ですか?

A. 気休め程度です。SSIDを隠しても電波自体は出ているため専用のツールで見つかりますし、MACアドレスは通信を観測すれば分かるので偽装されえます。本筋はWPA2以上の暗号化と、推測されにくい強いパスフレーズです。

Q. 中継器(Wi-Fi拡張機)を使うと遅くなるのはなぜですか?

A. 無線での中継は1段ごとに実効速度がおよそ半分になりがちなためです。2段中継すると理論上は最大速度の1/4程度まで落ちることがあります。可能なら中継器を有線LANで親機とつなぐ「有線バックホール」にすると速度低下を避けやすくなります。

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