Excel・表計算を整える
初級SUMIF・COUNTIFを整える。
= 条件に合ったセルだけが光って、集計の中身が見える
「佐藤さんの分だけ合計したい」「1万円超えの行だけ数えたい」——そんな条件付き集計(SUMIF・COUNTIF・AVERAGEIF)を、編集できるミニ表で体験。条件に合ったセルが萌黄色に光るので、何が数えられて何が外れたかが一目で分かります。完成した数式はそのままコピーして Excel・Google スプレッドシートへ。計算はすべてこの端末の中で完結します(送信ゼロ)。
TLDR — 30秒で分かる
条件に合ったセルが光るから、集計の中身が分かる。=SUMIF(...) は自動生成してコピー。2条件は SUMIFS へ切替。
主な機能
- 編集できるミニ表で条件集計を体験
- 条件に合ったセルが光る=何が数えられたか一目
- SUMIF/COUNTIF/AVERAGEIF の完成数式を自動生成
- 2条件で SUMIFS/COUNTIFS に切替(引数順の違いも注記)
- ワイルドカード(*・?)と「">10000"」の書き方
- 全半角ゆれ・余分な空白などの失敗例・送信ゼロ
TRY
① 表に条件をあてて、選ばれるセルを見る
表は自由に書き換えられます。条件に合ったセルは萌黄色に光り、下の RESULT に集計と完成数式が出ます。
| A | B | C | |
|---|---|---|---|
| 1 | 担当者 | 区分 | 金額 |
| 2 | |||
| 3 | |||
| 4 | |||
| 5 | |||
| 6 | |||
| 7 | |||
| 8 | |||
| 9 |
① なにを出す?
合計・平均するのは「C 金額」の列です。
② 条件(この列が → こうだったら)
③ 条件その2(両方に合う行だけが選ばれます)
RESULT
計算中…
=SUMIF(A2:A9,"佐藤",C2:C9) コピーした数式は、この表と同じ配置(A2:C9 にデータ)ならそのまま Excel / Google スプレッドシートに貼れます。
ORDER
② 条件を2つに — SUMIFS は引数の順番が「逆」
条件が2つ以上なら SUMIFS / COUNTIFS / AVERAGEIFS。いちばんの引っかけは、SUMIF と SUMIFS で合計範囲の位置が逆になることです。
=SUMIF(範囲, 条件, [合計範囲])
合計範囲は最後。条件の列と同じなら省略もできます。
=SUMIFS(合計範囲, 範囲1, 条件1, 範囲2, 条件2, …)
合計範囲が先頭に来ます。SUMIF の感覚で書くと #VALUE! や変な合計に。
- COUNTIFS に合計範囲はありません(数えるだけ)。=COUNTIFS(範囲1,条件1,範囲2,条件2,…)
- AVERAGEIFS は SUMIFS と同じ並び(平均範囲が先頭)。
- SUMIFS は条件1つでも使えます。順番で迷わないよう「最初から SUMIFS で統一」する流儀もあります。
WILDCARD
③ ワイルドカード(* と ?)で「あいまい一致」
押すと上の表に COUNTIF であてて、どのセルが拾われるかが光ります。
*
0文字以上の「何でも」。佐*=佐で始まる、*藤=藤で終わる、*株式会社*=を含む。
?
ちょうど1文字。?藤=2文字で2文字目が藤(佐藤・加藤は一致、佐々木は3文字なので不一致)。
~
* や ? そのものを探したいときの打ち消し。~*=記号のアスタリスク自体。
⚠ ワイルドカードが効くのは文字列だけ。数値のセルには 1* のような条件は一致しません。
PITFALLS
④ 「合ってるはずなのに合わない」— ありがち失敗を再現
ボタンを押すと上の表にわざと失敗を仕込みます。光っていたセルが消える(=集計から外れる)のを確かめたら、「サンプルに戻す」で復旧できます。
余分な空白
「佐藤 」(後ろに空白)は「佐藤」とは別の文字列。見た目そっくりなのに一致しなくなります。コピペで混入しがち。
直し方:TRIM 関数で前後の空白を除去/「検索と置換」で空白を消す。
全角・半角のゆれ
「セール」(全角)と「セール」(半角カナ)は不一致。英数字の全半角(AとA、1と1)でも同じことが起きます。
直し方:JIS / ASC 関数や置換で表記を統一。入力規則でそもそも混ざらないようにするのが一番。
数値の文字列化
見た目は数字でも、文字列として入っていると SUMIF の合計に入りません(条件には合うのに足されない)。セル左上の緑の三角が目印。
直し方:VALUE 関数/「データ→区切り位置」/空セルを足す・×1 で数値に戻す。
表記のゆれ(全半角・空白)をまとめて掃除したいときは 表記ゆれを整える も使えます。
条件付き集計の基本
SUMIF は「もし〜なら、足す」。それだけです。
- 1
3兄弟はぜんぶ同じ形
SUMIF(合計)・COUNTIF(数える)・AVERAGEIF(平均)は、どれも「範囲を見て、条件に合う行だけ集計」。1つ覚えれば3つ使えます。
- 2
条件は「文字列」で書く
「1万円より大きい」は ">10000" と引用符つきで。セル E1 の値と比べたいときは ">"&E1 のように「不等号だけ引用符、値は & でつなぐ」のがコツです。
- 3
SUMIFS は合計範囲が先頭
条件を増やすときの最大の引っかけ。SUMIF(範囲, 条件, 合計範囲)に対して、SUMIFS は(合計範囲, 範囲1, 条件1, …)。この順番だけは丸暗記の価値ありです。
- 4
合わないときは「データ側」を疑う
数式が正しいのに 0 になるときは、余分な空白・全半角のゆれ・数値の文字列化がほぼ犯人。④のボタンで体験したとおり、見た目では気づけないので TRIM や置換で掃除しましょう。
🔒 表の中身・条件・集計結果・数式の生成は、すべてあなたのブラウザの中(純JavaScript)で完結します。入力した内容はサーバに送られません(送信ゼロ)。このツールは学習用の簡易再現で、Excel 本体の全仕様(日付シリアル値・セル参照条件など)までは扱いません。
📖 このツールで使う用語
用語集トップへ →分からない用語があれば、クリックして解説をご覧ください。
よくある質問
Q. SUMIFとCOUNTIFの違いは何ですか?
A. COUNTIFは条件に合うセルの「個数」を数え、SUMIFは条件に合う行の「合計」を出します。担当者ごとの件数ならCOUNTIF、担当者ごとの売上合計ならSUMIFです。
Q. 「1万円より大きい」はどう書きますか?
A. 比較の条件は ">10000" のように演算子ごと引用符で囲みます。以上なら ">=10000"、等しくないなら "<>10000"。本ツールで書き方を自動生成できます。
Q. 条件を2つにしたいときは?
A. SUMIFS / COUNTIFS を使います。注意点は引数の順番で、SUMIFは「範囲, 条件, 合計範囲」なのにSUMIFSは「合計範囲」が先に来ます。本ツールは条件を2つにすると自動でSUMIFS版に切り替えて違いを示します。
Q. ワイルドカードは使えますか?
A. 使えます。* は任意の文字列、? は任意の1文字。「"佐藤*"」で佐藤で始まるもの、「"?藤"」で2文字目が藤のものに合致します。ツール上で光るセルを見ながら試せます。
Q. 合うはずのセルが集計されません。なぜ?
A. よくある原因は、全角/半角のゆれ・余分な空白・数値が文字列になっている、の3つです。見た目が同じでもExcelには別物に見えます。本ツールの失敗例で再現しています。
Q. 入力したデータはどこかに送られますか?
A. いいえ。ミニ表の編集も集計もすべてブラウザ内で完結します(送信ゼロ)。
入力値はURLの「#」以降に入るためサーバーには送信されません。リンクを開くと同じ状態を復元します。
RELATED TOOLS
続けて整える