経営を整える
初級値決め・粗利率を整える。
= 原価から売値を決める・粗利率を確かめる
値決めが初めての方は、先に そもそも値決めとは・どんな場面で使うか をどうぞ。
① 原価+目標粗利率 → 売価
「原価にこれだけ粗利を乗せたい」から売値を逆算します。粗利率(マージン率=売価基準)で指定。
サンプル業種(クリックでプリセット)
= 売価のうち粗利が占める割合。原価率 = 100% − 粗利率。
売価の端数
必要な売価
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円(税抜)
粗利額
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粗利率(マージン)
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売価基準
マークアップ率
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原価基準
心理的価格(端数価格)の提案
計算上の売価を、1,980 円のような「.8 / .9 で終わる」値ごろ感のある価格に丸めた候補です。
② 売価 − 原価 → 粗利率
今つけている値段の粗利率を確認。マージン率(売価基準)とマークアップ率(原価基準)を並べて表示します。
結果
計算中…
粗利額
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マージン率
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粗利率(売価基準)
マークアップ率
—
原価基準
原価率
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紛らわしい例
マージン率(粗利率)と マークアップ率は別もの。
マージン率 = 粗利率(売価基準)
粗利 ÷ 売価。決算書・経営でいう「粗利率」はこちら。 原価 100 → 売価 150 なら、粗利 50 ÷ 売価 150 = 33.3%。
マークアップ率(原価基準)
粗利 ÷ 原価。仕入に「何割乗せるか」の感覚。 原価 100 → 売価 150 なら、粗利 50 ÷ 原価 100 = 50%。
同じ「原価 100 → 売価 150」でも、マージン 33.3% / マークアップ 50%。 「3 割乗せた(マークアップ 30%)」つもりが、粗利率(マージン)では 23% しかない、という取り違えは値決めの定番ミスです。 変換式は マージン = マークアップ ÷(1+マークアップ)。
| マークアップ率 (原価に乗せる割合) | → マージン率 (粗利率) | 例:原価 1,000 円なら売価 |
|---|
③ 目標利益+見込み数量 → 必要単価
「この数だけ売って、これだけ利益を残したい」から、1 個あたりの売値を逆算します。固定費も回収したい場合は固定費欄へ。
家賃・人件費など。入れると「固定費を回収したうえで目標利益」になる単価に。
必要な売価(1 個あたり)
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円(税抜)
1 個の粗利
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粗利率(マージン)
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マークアップ率
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そもそも値決めとは
値決めは「原価に何割乗せるか」でなく、「売価のうち何割が粗利か」で考える。
値決めとは、商品やサービスの売価を決めることです。売価から原価を引いた残りが粗利、それを売価で割ったものが粗利率(マージン率)です。粗利から家賃や人件費をまかなうので、値決めは「いくらなら売れるか」だけでなく、「いくらなら会社が続くか」を決める作業でもあります。
似た言葉にマークアップ率(原価に対して何割を乗せたか)があります。粗利率は売価が分母、マークアップ率は原価が分母なので、同じ商品でも数字が変わります。この違いを取り違えると、思っていたより利益が薄くなります。1,980 円のような端数の価格(心理的価格)は、値ごろ感を出すための仕上げの工夫です。
どこで・どんな場面で使うか
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新商品・新サービスの価格を決めるとき
原価と目標の粗利率から、いくらの売価にすればよいかを逆算します。
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見積書を作る営業・事業主
「原価に○割乗せる」の勘を、粗利率で確かめて、値引き余地を把握します。
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仕入価格が上がったとき
値上げ後の売価がいくらなら、前と同じ粗利率を保てるかを確かめます。
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ネットショップ・小売店の価格設定
端数価格(1,980 円型)にしたときの粗利の変化を見ながら決めます。
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受託・制作系の単価の見直し
残したい利益と見込み数量から、必要な単価を目標起点で逆算します。
知らないと何が困るか
- マークアップと粗利率を取り違える。「3割乗せた」つもりが粗利率は約2割台にしかならず、売れても利益が残りません。
- 値上げの根拠が持てない。原価が上がっても売価を据え置いて、気づかないうちに赤字に近づきます。
- 値引き可能な範囲が分からない。値引きの要求に、どこまでなら応じられるかを即答できません。
上のツールに原価と目標の粗利率を入れて、売価がいくらになるか確かめてみてください。
値決めのしくみ
粗利率から売価を出すときは「割り戻す」
粗利率(マージン)は売価基準なので、原価に「率を掛ける」のではなく 原価 ÷(1 − 粗利率)で割り戻します。 原価 700・粗利率 30% なら 700 ÷ 0.7 = 1,000 円。掛け算(700×1.3=910)にすると粗利率が足りません。
心理的価格(端数価格・チャーム価格)
2,000 円より 1,980 円、1,000 円より 980 円。 数十円の差でも「桁が下がる」「お得感が出る」効果があるとされ、多くの小売で使われます。 .8(…80)や .9(…90)で終える形が代表的。値ごろ感と粗利のバランスで選びます。
「何割乗せる」は危ない
「原価に 3 割乗せる」はマークアップ 30%。でもそれだと粗利率(マージン)は約 23% しかありません。 経営の目標は普通マージン(粗利率)で語られるので、乗せる側の感覚(マークアップ)と取り違えると利益が痩せます。
単価は「利益から逆算」もできる
残したい利益と見込み数量が決まっていれば、 必要売価 = 原価 +(目標利益 + 固定費)÷ 数量で単価が出ます。 「いくらで売れば食べていけるか」を、価格起点でなく目標起点で決められます。
送信ゼロ — 入力した原価・売価はどこにも送られません
原価・売価・粗利率などの計算はすべてあなたのブラウザ内(JavaScript)で完結します。サーバーへの送信・保存・ログ取得は一切ありません。 ネットワークを切っても動きます。
このツールについて
原価から売価、売価から粗利率を相互に計算。粗利率(マージン率=売価基準)とマークアップ率(原価基準)の取り違えをなくし、1,980 円型の心理的価格まで提案します。値づけの「なんとなく」を数字に。すべてブラウザ内で計算、送信ゼロ。
原価⇄売価⇄粗利率を相互計算。マージン(売価基準)とマークアップ(原価基準)の取り違えをなくし、心理的価格と目標利益からの必要単価まで一画面で。
主な機能
- 原価+目標粗利率から売価を逆算(割り戻し式)
- 売価−原価から粗利率・マージン率・マークアップ率を同時表示
- マージン率とマークアップ率の違いを早見表で明示
- 1,980円型の心理的価格(チャーム価格)を提案
- 目標利益+見込み数量から必要単価を逆算
- 送信ゼロ・税抜ベース
よくある質問
Q. 粗利率とマークアップ率は何が違いますか?
A. 粗利率(マージン率)は粗利÷売価(売価基準)、マークアップ率は粗利÷原価(原価基準)です。原価100→売価150なら、マージン33.3%・マークアップ50%。経営でいう「粗利率」は前者です。
Q. 原価700円で粗利率30%にしたい。売値はいくらですか?
A. 1,000円です。粗利率は売価基準なので「掛ける」のではなく 700÷(1−0.3)=700÷0.7 と割り戻します。700×1.3=910では粗利率が23%にしかなりません。
Q. 「原価に3割乗せる」と粗利率は3割になりますか?
A. なりません。3割乗せる=マークアップ30%で、粗利率(マージン)は約23%です。乗せる感覚(マークアップ)と利益の割合(マージン)はズレます。
Q. 心理的価格(端数価格)とは何ですか?
A. 2,000円より1,980円、1,000円より980円のように「.8/.9」で終える値づけです。わずかな差でも桁が下がりお得感が出るとされ、小売で広く使われます。本ツールが近い候補を提案します。
Q. 目標の利益額から売値を決められますか?
A. できます。必要売価=原価+(目標利益+固定費)÷見込み数量。価格起点でなく「残したい利益」起点で単価を逆算します。
Q. 端数処理(四捨五入など)はどう影響しますか?
A. 売価に1円未満が出たときの丸め方で数円ずれます。本ツールは四捨五入/切り捨て/切り上げを選べ、丸め後の実効粗利率も再表示します。
Q. 入力した原価や売価は送信されますか?
A. いいえ。すべてブラウザ内(JavaScript)で計算し、サーバー送信・保存・ログ取得は一切ありません(送信ゼロ)。
入力値はURLの「#」以降に入るためサーバーには送信されません。リンクを開くと同じ状態を復元します。