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SES営業を整える

中級

SESの商流を整える

= 商流の深さでお金の流れがどう変わるか図解+計算

エンド企業→元請→2次請け→…→所属会社まで、支払額が商流を通過するたびにどう変わるかを図解と計算機で確認できます。マージン率は層ごとに変更でき、「商流が1層浅いと月いくらの差になるか」も自動表示。相場を断定せず、多重下請けを中立な仕組みとして解説する、営業がエンジニアに説明する際の道具です。

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TLDR — 30秒で分かる

エンド企業→元請→2次請け→…→所属会社まで、商流の層数(1〜4)とマージン率を入れると各層通過後の金額と着金額を図解+計算。「商流が1層浅いと月いくら変わるか」も自動表示。

主な機能

  • 商流図(1〜4層・段数可変)をSVGで動的描画
  • 層ごとにマージン率を変更できるマージン連鎖計算
  • 所属会社への着金額と全層のマージン合計を算出
  • 「商流が1層浅いと月いくら変わるか」の差分表示
  • マージン率の相場は断定せず一般的な例として提示
  • 営業がエンジニアへの説明に使える中立的な図解
  • 送信ゼロ・ブラウザ内完結

⚠️ 本ページは一般的な仕組みの解説であり、個別の法律相談・契約助言ではありません。マージン率の初期値は「一般に言われることがある水準の一例」であり、相場を保証するものではありません(契約により大きく異なります)。制度に関する記述は2026年8月時点のものです。

INPUT

商流の条件を入れる

エンド企業の支払額(月額)と、商流の層数(所属会社が何次請けか)・各層のマージン率を入れてください。マージン率は層ごとに変更できます。

商流の条件 入力するそばから計算(送信ゼロ)

商流の層数(所属会社が何次請けか)

例:2層=エンド企業→元請→2次請け→所属会社(元請と2次請けの2社がマージンを取る構造)

マージンの入力方式

率で入力:各層のマージン率から額を計算します。

マージン率の初期値15%は「一般に言われることがある水準の一例」(10〜20%の範囲内)です。統一の相場は公表されておらず、契約により大きく異なります。実際の交渉材料には、ご自身が把握している数字を入れて確認してください。

DIAGRAM

商流図 — お金の流れを見る

入力に応じて、エンド企業の支払額が商流を通過するたびにどう変わるかを図解します。所属会社から技術者への配分(給与)は各社の規定によるため、本ツールの計算対象外です。

RESULT

計算中…

所属会社への着金額

マージン合計

商流が1層浅ければ(他の層の率は据え置き)

BREAKDOWN

各層の通過明細

上から順に、各層が受け取ってからマージンを控除し、次へ渡すまでの内訳です。

受取額 マージン率 マージン額 通過後金額

① SALES

商流の深さが提案条件に与える影響

商流が1層増えるごとに、間に入る会社が1社増えます。上の図の通り、途中の各社がそれぞれマージンを取る構造のため、エンド企業の支払額と所属会社への着金額の差は、層が深いほど大きくなります。

これは提案する側にとっては単価交渉の材料(商流が浅いほど、提示できる条件の幅が広がりやすい)になり、受ける側にとっては契約条件を比較する材料になります。「商流が深いから悪い」「浅いから良い」と単純に言い切れるものではなく、案件の規模・専門性・元請の技術力などとあわせて総合的に判断されるのが実務上の実態です。

② QUESTION

「商流を確認する」とはどういう質問か

商談やアサイン相談の場面で「商流を確認する」とは、たとえば次のような質問を指します。

  • この案件はエンド直(元請)ですか、それとも再委託(2次請け以降)ですか?
  • エンド企業や案件の背景は、開示可能な範囲でどこまで教えていただけますか?
  • 精算幅(SES精算を整える参照)とあわせて、マージンの目安は開示いただけますか?

すべてが開示されるとは限りませんが、早い段階で確認しておくと、後の条件面での認識ズレを防ぎやすくなります。

③ EXPLAIN

エンジニアへの説明に、この図を使う

「うちは2次請けです」という言葉だけでは、実際にどんな仕組みなのかが伝わりにくいことがあります。上の商流図を使うと、エンド企業からの支払いがどの会社を経由して所属会社に届くのかを、目で見て説明できます。

契約形態(準委任・請負・派遣)の違いは「SESの契約形態を整える」、精算方法の違いは「SES精算を整える」とあわせて使うと、エンジニアへの説明が一通りそろいます。

④ NOTE

多重下請け構造の法的な位置づけ(一般論)

建設業には重層下請けを規制する仕組み(建設業法など)がありますが、IT業界(SES契約を含む)における再委託そのものは、法律で原則禁止されているわけではありません(2026年8月時点)。多重下請け構造自体は、業務を専門会社に振り分けるための一般的な仕組みとして機能しています。

ただし、契約形態と実際の指揮命令の組み合わせによっては別の論点(偽装請負など)が生じる場合があります。その整理は「SESの契約形態を整える」で扱っています。個別の状況について判断が必要な場合は、最終的には労働局や弁護士・社会保険労務士などの専門家にご確認ください。

🔒 商流図・マージン連鎖の計算はすべてこの端末(ブラウザ)の中で完結します。入力した内容はサーバには送られません(送信ゼロ)。

よくある質問

Q. SESの商流(1次請け・2次請け…)とは何ですか?

A. エンド企業(発注元)から、実際に技術者が所属する会社まで、何社の契約を経由しているかを表す言葉です。エンド企業と直接契約する会社が「元請」、そこから再委託を受ける会社が「2次請け」「3次請け」と数えます。段数が増えるほど間に入る会社が増える、という商流の深さを表す表現です。

Q. マージン率の相場はどれくらいですか?

A. 公表された統一の相場はなく、契約により大きく異なります。一般に10〜20%程度と言われることもありますが、断定できるものではありません。本ツールの初期値15%も説明用の一例です。

Q. 多重下請けは違法ではないのですか?

A. 建設業と異なり、IT業界における再委託そのものは法律で原則禁止されていません(2026年8月時点の一般論)。ただし契約形態と実際の指揮命令の組み合わせによっては偽装請負などの論点が生じる場合があります。契約形態の整理は「SESの契約形態を整える」で扱っています。最終的な判断は労働局や専門家にご確認ください。

Q. 「商流を確認する」とは、具体的に何を聞けばいいですか?

A. 商談やアサイン相談の場面で「この案件はエンド直ですか、何次請けになりますか」「精算幅とあわせて、マージンの開示は可能ですか」といった質問を指します。商流の深さは条件交渉の余地や情報の透明性に関わるため、早い段階で確認しておくと後の認識ズレを防げます。

Q. 所属会社が受け取った後、エンジニアの手取りはいくらになりますか?

A. 本ツールは所属会社への着金額までを計算対象とし、そこから先の給与配分は扱いません。給与は各社の規定(固定給・歩合・賞与への配分など)により大きく異なり、一律の比率で語れるものではないためです。精算方式による当月精算額の計算は「SES精算を整える」をご覧ください。

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