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OSを整える

中級

Active Directoryを整える。

= 会社の名簿と部署ごとの決まり

① 会社にたとえた図を押す

四角を押すと、その部品の役目と、会社でたとえた姿が下に出ます。

名簿を持つサーバー(同じ内容を複数台で)

⇄ は、変更が他の DC へ複製されること。

営業部とは別の決まりを結べる。

② OU の木に GPO を結んで、効く順を見る

場所を選び、OU を足したり、GPO を結んだりしてください。下に、選んだ人とパソコンに「どの GPO がどの順で効くか」が出ます。

場所(押して選ぶ)

上から順に適用されます。ローカルは各パソコンの中の決まりで、変えられません。

    選んだ場所:

    結んである GPO

    同じ場所に複数あるときは、リンクの順番が小さい GPO が優先(最後に適用)されます。

    GPO の中身(この図の例)

      見る人とパソコン(所属の OU も変えられます)

      この図で扱わないもの: 強制(Enforced)、継承のブロック(Block Inheritance)、セキュリティフィルター、WMI フィルター、ループバック処理。公式の資料にあるとおり、強制を付けた GPO は下位の OU に上書きされず、継承のブロックはその OU より上の設定を止めますが、ここでは順番だけに絞っています。

      ③ ログインの流れを1手ずつ

      パスワードを入れてから、ファイルサーバーが開くまで。「次へ」で1手ずつ進めてください。

      要点は、パスワードそのものはネットワークに流れないことです。パソコンは手元でパスワードから暗号の鍵を作り、その鍵で暗号化した認証データを送ります。DC は名簿にあるその人の鍵で開いて、本人かどうかを確かめます。いったん TGT をもらえば、各サーバーを使うたびにパスワードを入れ直す必要はありません。

        試験と実務での出方

        研修・試験での出方。 「ドメインコントローラーの役目」「OU とグループの違い」「グループポリシーの適用順(ローカル、サイト、ドメイン、OU。親の OU から子の OU へ)」「Kerberos の TGT とサービスチケット」は、IT の基礎や Windows Server の入門でよく問われます。順番は LSDOU と略されます。

        実務での意味。 新入社員が入ったら、名簿にユーザーを作って、正しい OU とグループに入れます。すると、画面ロックや USB の扱いといった部署の決まりと、ファイルサーバーの権限が自動で揃います。どの OU に何を結んだかが分かっていれば、「このパソコンだけ設定が違う」ときに、効く順を上から追えます。

        OU とグループの使い分け。 OU は「管理とポリシーの区切り」で、1つの OU にしか入れません。グループは「権限をまとめる箱」で、1人が複数のグループに入れます。

        用語は2026年11月時点の公式の説明に合わせています。 設定の項目名と値(画面ロック5分など)は、仕組みを見せるために作った例です。実際の GPO の設定名ではありません。ここで見た順番や流れの考え方は、仕組みの説明として読んでください。手順書ではありません。

        関連: パスワードの強さは パスワード強度、パスワードを使わない認証は パスキー、OS の違いは OSのサポート期限、仮想マシンの考え方は 仮想化 のページにあります。

        出典(2026年11月時点で確認)

        • Microsoft Learn「Active Directory Domain Services overview」(ドメイン・DC・複製・グローバルカタログ)
        • Microsoft Learn「Group Policy processing for Windows」(適用順・リンクの順番・Enforced・Block Inheritance・適用のタイミング)
        • Microsoft Learn「Kerberos authentication overview in Windows Server」「Authentication Service Exchange」「Ticket-Granting Service Exchange」(KDC・TGT・サービスチケット・暗号化の鍵)
        • Microsoft Learn「Active Directory Security Groups」(グループで権限をまとめる)

        このツールについて

        会社の名簿と規則を全員で共有する仕組みを、図を押し、部署の木を組み立て、ログインの流れをたどって覚えます。ブラウザの中で動きをまねるだけで、実物の Windows Server は動かしません。

        ドメインが会社全体の名簿、OUが部署のフォルダ、GPOが部署ごとのパソコンの決まりです。決まりは ローカル → サイト → ドメイン → OU(親から子) の順に適用され、後のものが優先されます。

        主な機能

        • 会社にたとえた図の部品を押して説明を見る
        • OU を追加・名前変更・削除して木を組み立てる
        • GPO を結び、人とパソコンに効く順と勝つ設定を一覧で確認
        • Kerberos のログイン(TGT・サービスチケット)を6手で再生
        • 実物を動かさず、入力は外に出ない

        よくある質問

        Q. ドメインコントローラーとは何ですか。

        A. ドメインの名簿(Active Directory)を持ち、ログオンの確認に答えるサーバーです。ふつう複数台あり、どれも同じ内容を持ちます。変更は他の DC にも複製されます。

        Q. OU とグループは何が違いますか。

        A. OU は管理とグループポリシーを結ぶための区切りで、1つの OU にしか入れません。グループは権限をまとめる入れ物で、1人が複数のグループに入れます。

        Q. グループポリシーはどの順で適用されますか。

        A. ローカル、サイト、ドメイン、OU の順です。入れ子の OU では、親の OU が先、子の OU が後になり、後から適用されたものが前の設定を上書きします。同じ場所に複数結んだときは、リンクの順番が小さいものが優先されます。

        Q. Kerberos ではパスワードがネットワークに流れますか。

        A. パソコンは手元でパスワードから鍵を作り、その鍵で暗号化した認証データを DC に送ります。パスワードそのものは送りません。DC は TGT を返し、以後のサーバー利用ではそれを見せて、サービスチケットを受け取ります。

        Q. このページは実際の Windows Server の設定手順ですか。

        A. いいえ。仕組みのイメージをつかむためのページで、手順書ではありません。設定の項目名と値は説明用の例です。動きはブラウザの中でまねるだけで、入力は外に出ません。

        入力値はURLの「#」以降に入るためサーバーには送信されません。リンクを開くと同じ状態を復元します。

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