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OSを整える

初級

ファイルシステムを整える。

= このファイルはこの USB に入る?を、形式ごとの上限で確かめる

① このファイルはこの形式に入る?

ファイル1つの大きさを入れてください。「4 GiB ちょうど」と「4 GB(10億バイト単位)」の違いは、単位を切り替えると見えます。

ファイルの大きさ 入力するそばから計算(会社のPCでも、入力は外に出ません)

—

—

  • FAT32 —

    —

    Windows:○ 読み書き / Mac:○ 読み書き / Linux:○ 読み書き

  • exFAT —

    —

    Windows:○ 読み書き / Mac:○ 読み書き / Linux:○ 読み書き

  • NTFS —

    —

    Windows:○ 読み書き / Mac:△ 読み取りのみ / Linux:○ 読み書き

  • APFS —

    —

    Windows:× 標準では不可 / Mac:○ 読み書き / Linux:× 標準では不可

  • ext4 —

    —

    Windows:× 標準では不可 / Mac:× 標準では不可 / Linux:○ 読み書き

② 実際に使う容量(クラスタの大きさ)

ファイルは「クラスタ」という区切りの整数個ぶんの場所を使います。1バイトのファイルでも、1クラスタぶん取ります。

ファイルの大きさと数 入力するそばから計算(会社のPCでも、入力は外に出ません)

—

1ファイルが使うクラスタ数
—
1ファイルが実際に使う容量
—
全部の大きさの合計
—
全部が実際に使う容量
—
余り(無駄)の合計
—

同じファイルをクラスタの大きさ別に並べると

    NTFS は、ごく小さなファイルを管理領域(MFT)の中に収めることがあります(Microsoft Learn の比較表で「tail packing」)。この計算は「クラスタの整数個を使う」という基本の考え方で、実機の数字と少しずれることがあります。単位の違い(GB と GiB)は データ量を整える で。

    5つのファイルシステムの上限と対応 OS

    公式の資料で確かめた値だけを載せています(2026年11月時点)。

    FAT32

    ファイル1つの最大
    4 GiB − 1 バイト
    ボリュームの最大
    2^32 ブロック(512 バイト単位なら 2 TiB)
    ファイル名の長さ
    255 文字(Unicode)
    Windows
    ○ 読み書き
    Mac
    ○ 読み書き
    Linux
    ○ 読み書き

    ほぼすべての機器で読み書きできる反面、ファイルは 4 GiB 未満

    exFAT

    ファイル1つの最大
    2^64 − 1 バイト(実質、容量いっぱいまで)
    ボリュームの最大
    約 128 PiB(クラスタ数 2^32−11 × 最大 32 MiB の計算)
    ファイル名の長さ
    255 文字(Unicode)
    Windows
    ○ 読み書き
    Mac
    ○ 読み書き
    Linux
    ○ 読み書き

    Windows と Mac のどちらでも使いたい USB の定番。Apple は 32 GB 超の Windows 用ボリュームに exFAT を勧めています

    NTFS

    ファイル1つの最大
    既定のクラスタ 4 KB で約 16 TB(クラスタ 2 MB で 8 PB)
    ボリュームの最大
    既定のクラスタ 4 KB で 16 TB・最大 8 PB(Windows 10 1709 以降)
    ファイル名の長さ
    255 文字(Unicode)
    Windows
    ○ 読み書き
    Mac
    △ 読み取りのみ
    Linux
    ○ 読み書き

    Windows の標準。Mac は読めるが書けない。Linux は ntfs3 ドライバで読み書き

    APFS

    ファイル1つの最大
    2^64 − 1 バイト(サイズ欄が64ビット・実質、容量いっぱいまで)
    ボリュームの最大
    ブロック数が64ビット(実質、機器の容量まで)
    ファイル名の長さ
    255 バイト(UTF-8・macOS の NAME_MAX)
    Windows
    × 標準では不可
    Mac
    ○ 読み書き
    Linux
    × 標準では不可

    macOS 10.13 以降の標準。Windows の標準では開けないので、Windows と共用する USB には向かない

    ext4

    ファイル1つの最大
    16 TiB(4KiB ブロック)
    ボリュームの最大
    64bit 機能なしで 16 TiB・ありで 64 ZiB(4KiB ブロック)
    ファイル名の長さ
    255 バイト
    Windows
    × 標準では不可
    Mac
    × 標準では不可
    Linux
    ○ 読み書き

    Linux の標準。Windows では WSL 2 の wsl --mount で Linux 側から扱えます(USB メモリは非対応)

    試験での出方・実務での意味

    • 基本情報技術者・IT パスポートでは、ファイルシステムは「ファイルやフォルダを管理する OS の仕組み」、ディレクトリは階層構造として出ます。クラスタごとに場所を割り当てるので、小さなファイルでは未使用の余りが出る、という理屈は容量計算の定番です。
    • 実務で多いのは「4 GB を超える動画が USB メモリにコピーできない」。USB メモリが FAT32 で出荷されていることが多いのが原因で、exFAT で書式設定し直すと解決します(書式設定すると中身は消えます)。
    • Windows と Mac の両方で読み書きしたい外付けドライブは exFAT。Windows だけなら NTFS、Mac だけなら APFS が選べます。
    • クラスタを大きくすると大きなファイルの管理は速くなりますが、小さなファイルがたくさんあると余りが増えます。

    出典(2026年11月時点)

    • Microsoft Learn「File System Functionality Comparison」(FAT32・exFAT・NTFS のファイル名の長さ・ファイルサイズ・ボリューム・tail packing)
    • Microsoft Learn「NTFS overview」(クラスタ別の最大ボリューム/ファイル、既定 4 KB、Windows 10 1709 以降は 8 PB)
    • Microsoft Learn「exFAT file system specification」(クラスタ数 2^32−11、クラスタは最大 32 MiB。ボリュームの約 128 PiB はこの2つからの計算)
    • Microsoft Learn「Get started mounting a Linux disk in WSL 2」(ext4 は Windows のファイルシステムにはマウントできない)
    • kernel.org「ext4 Data Structures and Algorithms」の Blocks・Directory Entries(ブロック別の上限、名前は 255 バイト)、ntfs3・exfat のドキュメント
    • Apple File System Reference(サイズは 64 ビット)、Apple サポート「If your Mac can’t save files to an external drive」(NTFS は読み取りのみ)、Disk Utility のファイルシステム形式の説明(macOS 10.13 以降の APFS、32 GB 超は exFAT を推奨)
    • FAT32 の「4 GiB − 1 バイト」は、Learn の「4 GiB」とファイルサイズ欄が32ビットであることからの記載です。

    このツールについて

    ファイルの大きさを入れると、FAT32・exFAT・NTFS・APFS・ext4 のどれに入るかが一覧でわかります。小さなファイルが大きく場所を取る理由も、クラスタの大きさで確かめられます。

    FAT32 は 4 GiB − 1 バイトまで。4 GB を超える動画が USB に入らないなら exFAT に。小さなファイルはクラスタ1つぶんの場所を取る。

    主な機能

    • ファイルの大きさと単位を選ぶと5形式に入るか一覧
    • FAT32 の 4 GiB − 1 バイトなど理由つき
    • クラスタの大きさと数から実際に使う容量
    • クラスタ別の比較で小さなファイルの無駄が見える
    • Windows・Mac・Linux の読み書き対応表

    よくある質問

    Q. FAT32 の USB に 4GB のファイルが入らないのはなぜ?

    A. FAT32 はファイルの大きさを32ビットで記録するため、1つのファイルは 4 GiB − 1 バイト(4,294,967,295 バイト)までです。4 GB(SI)は 40億バイトなので入りますが、4 GiB ちょうどは入りません。exFAT か NTFS で書式設定し直すと解決します(書式設定すると中身は消えます)。

    Q. Windows と Mac の両方で使う USB はどの形式がよい?

    A. exFAT が定番です。Windows と Mac のどちらでも読み書きでき、ファイル1つの上限も実質ありません。NTFS は Mac で読めても書けず、APFS は Windows の標準では開けません。

    Q. クラスタとは何ですか?

    A. ファイルシステムが場所を割り当てる最小の区切りで、アロケーション単位とも呼びます。ファイルはクラスタの整数個を使うので、1バイトのファイルも1クラスタぶんの場所を取ります。小さなファイルが多いほど、余りで実際の使用量が増えます。

    Q. NTFS の既定のクラスタの大きさは?

    A. 4 KB です(Microsoft Learn)。書式設定のときに変えられ、大きくするほど扱えるボリュームとファイルの上限も増えます。

    Q. ext4 の USB は Windows で使えますか?

    A. Windows の標準では使えません。WSL 2 の wsl --mount で Linux 側から扱えますが、USB メモリは対象外です。Windows と共用するなら exFAT を選びます。

    入力値はURLの「#」以降に入るためサーバーには送信されません。リンクを開くと同じ状態を復元します。

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