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雑学・読み物

忌引に土日は含まれる?──起算日と会社規定で変わる「休みの数え方」

忌引の日数に土日祝が含まれるかは会社の就業規則次第です。亡くなった当日か翌日かという起算日の違いと、暦日・営業日どちらで数えるかの一般的な考え方を整理します。

この記事のポイント

  • 同じ「3日」の忌引でも暦日か土日を除く実働かは会社の規則で決まる
  • 当日起算か翌日起算かでも、休暇が終わる曜日がずれる
  • 「日数・営業日計算を整える」で土日の除外を切り替え、最終日を確かめられる
Q.
忌引休暇に土日は含まれる?
A.
会社の就業規則次第で、全国共通のルールはありません。忌引休暇は法律で義務付けられた制度ではなく、各社が任意に設けている社内制度だからです。土日祝の扱いと起算日を、人事・総務に確認しておくのが確実です。
この記事の作業は、無料のツールでそのままできます(入力は送信されません) 忌引・喪中を整える 祖父母の忌引は何日?続柄から目安と喪中の範囲が分かる 開く

祖父が亡くなり、上司から「忌引で3日休んでいいよ」と言われたものの、休みが金曜から始まるのか、間に土日を挟んでいいのか分からず戸惑った、という経験をした方は多いはずです。

結論を先に書きます。

忌引に土日を含めるかどうかは会社ごとの就業規則で決まり、全国共通のルールはありません。忌引休暇そのものが法律で義務付けられた制度ではなく、各社が任意に設けている社内制度だからです。「暦日で3日」なのか「土日を除いた実働3日」なのかは会社によって異なり、さらに休みを数え始める起算日(亡くなった当日から数えるか、翌日から数えるか)によっても、実際に休める最終日は変わってきます。

そもそも忌引は法律の制度ではない

有給休暇は労働基準法で取得の条件や日数の考え方が定められていますが、忌引休暇にはこれに相当する法律の規定がありません。忌引休暇の日数・対象となる続柄・休暇中の給与の扱いは、すべて各社の就業規則で個別に定められている社内制度です。

そのため「祖父母の忌引は何日」という目安が世の中に広く流通していても、それはあくまで多くの企業で見られる相場観であり、自社の規則を確認しないまま前提にするのは避けたほうがよいとされています。忌引の連絡をする際は、日数だけでなく「土日祝の扱い」も含めて人事・総務に確認しておくのが確実です。

また、忌引休暇中の給与を有給扱いとするか無給扱いとするかも、会社によって対応が分かれる部分です。慶弔休暇として就業規則に明記されている会社もあれば、有給休暇の消化を前提にしている会社もあり、こちらも法律で一律に決められているわけではありません。休暇の連絡と同時に、給与の扱いについても確認しておくと、後々の手続きで慌てずに済みます。

起算日:亡くなった当日か、翌日か

忌引の日数を数え始める基準日(起算日)にも、会社によって違いがあります。

起算日のパターン考え方
死亡当日から起算亡くなった日を1日目として数える
死亡の翌日から起算亡くなった日は含めず、翌日を1日目として数える
通夜・葬儀の日から起算実際に休みが必要になった日を基準にする

同じ「3日間」という日数でも、どの日を1日目とするかで休暇が終わる曜日が変わります。特に深夜や早朝に亡くなった場合、当日をどちらに数えるかで解釈が分かれることもあるため、これも自己判断せず確認が必要な点です。

たとえば水曜日に不幸があった場合、当日起算で3日間なら水・木・金で休暇が終わり、そのまま週末に入ります。翌日起算であれば木・金・土となり、暦日で数える会社では土曜日も休暇日数に含まれるため、会社を休める平日は1日少なくなります(営業日で数える会社なら木・金・月となり、逆に1日長くなります)。同じ「3日間の忌引」という案内でも、起算日の違いだけでこれだけの差が生まれるため、規則の文面を読むだけでなく、実際のカレンダーに当てはめて確認する習慣を持っておくと安心です。

暦日か営業日か、土日祝の扱い

忌引の日数を「暦日」で数えるか「営業日」で数えるかも、会社の規則次第です。

  • 暦日で数える会社:土日祝も休暇日数に含めて数えるため、休暇の途中に休日を挟むと、実質的に会社を休む日数は少なく済みます
  • 営業日で数える会社:土日祝は忌引日数に含めず平日だけを数えるため、暦の上では長い期間休むことになります
  • 休日と重なった分を後ろにずらす会社:土日祝に忌引期間が重なった場合、その分を平日側に振り替えて休暇を延長する運用もあります

いずれの方式も広く見られる運用であり、どれが正解ということはありません。訃報は突然訪れるため、平常時に自社の忌引規定を一度確認しておくと、いざというときに慌てずに済みます。

続柄によって忌引の日数自体が変わる点にも注意が必要です。一般的には配偶者や父母の忌引が最も長く、祖父母・兄弟姉妹・配偶者の父母などはそれより短めに設定されている傾向があるとされていますが、これも会社ごとに幅があります。同居していた祖父母と別居していた祖父母とで日数を分けている会社もあり、続柄だけでなく同居の有無まで規定に含まれている場合もあります。

手を動かすなら

続柄ごとの忌引日数の目安を知りたいときは、忌引・喪中を整える で続柄を選べば、多くの企業で見られる目安の日数と、あわせて確認したい喪中の範囲が一度に分かります(この目安はあくまで参考であり、自社の就業規則の確認を前提とした設計です)。実際に「今日から3営業日後」「土日を除いて5日後」まで休みの最終日を具体的な日付で確認したいときは、日数・営業日計算を整える の営業日計算を使うと、起算日と土日祝の除外・非除外を切り替えながら、休暇の最終日をすぐに割り出せます。訃報を受けたその場で休みの終わりの日付をはっきりさせておくと、その後の連絡や引き継ぎがスムーズになります。

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