喪中はがきはいつまでに出す?──相手が年賀状を書く前に届け、間に合わなければ寒中見舞い
喪中はがきは、相手が年賀状を書き始める前の11月中旬から12月上旬に届くよう出すのが目安とされます。間に合わなかったときは、松の内が明けてから立春までに寒中見舞いで知らせます。2027年用の年賀の日程も日本郵便の発表で確認しました。
この記事のポイント
- 喪中はがきは11月中旬から12月上旬に届くよう出すのが目安
- 12月20日の年賀状の引受開始より前に、相手へ届けておく
- 出し遅れたら立春の2月4日までに寒中見舞いで知らせる
- Q.
- 喪中はがきに出し遅れたらどうする?
- A.
- 年が明けて松の内が過ぎてから、寒中見舞いで喪中だったことを知らせるのが一般的です。立春までが目安で、2027年の立春は2月4日です。年賀状をいただいた相手には、そのお礼も一言添えます。
身内に不幸があった年の秋、住所録を開いて「この人たちに、いつ知らせればいいのだろう」と手が止まる。喪中はがきは毎年書くものではないので、時期の感覚がつかみにくいものです。早すぎても気が引けるし、遅れると相手が年賀状を書いてしまいます。
結論を先に書きます。
喪中はがきは、相手が年賀状の準備を始める前の「11月中旬から12月上旬」に届くよう出すのが目安とされています。間に合わなかったときは、年明けの松の内が過ぎてから立春までに、寒中見舞いで知らせます。
作法の話なので、地域や家、会社の慣習によって違いがあります。以下は広く紹介されている目安として読んでください。
なぜ「年賀状の準備の前」なのか
喪中はがき(年賀欠礼状)の役目は、「今年は身内に不幸があったので、新年のごあいさつを控えます」と、年賀状を出す側の相手にあらかじめ伝えることです。相手が年賀状を書き終えてしまってからでは、この役目を果たせません。
年賀状の側の日程は、日本郵便が毎年発表しています。2027(令和9)年用の発行概要(2026年8月31日付)では、次のとおりです。
| 項目 | 2027年用の日程 |
|---|---|
| 年賀はがきの販売開始 | 2026年11月2日(月) |
| 年賀状の引受開始 | 12月20日(日)(従前は12月15日) |
| 元日に届けるための差出日の目安 | 12月27日(日)(従前は12月25日) |
年賀はがきの販売は11月2日に始まっています。相手が年賀状を用意し、宛名を書き、投函する時期は、これよりあとです。そこで、相手の手が動き出す前に、少なくとも12月20日の引受開始より前に届いている状態を目指すと、すれ違いが減ります。投函から相手に届くまでの日数もあるため、出す日は届く日から逆算します。
出す前に、宛先の一覧を作る
時期を決める前にやっておきたいのが、出す相手の一覧づくりです。去年の年賀状を出した相手と、今年いただいた相手の住所録を並べ、喪中を知らせる相手を選びます。仕事上の付き合いの相手に出すかどうかは、会社や取引先との慣習で分かれます。住所が変わっていないかも、この段階で見直します。宛名書きに時間がかかるのは、たいていこの一覧づくりと宛先の確認なので、11月に入ったらすぐ着手しておくと、目安の時期に間に合いやすくなります。
時期ごとの考え方
目安を、出す時期に合わせて整理します。
| 出す時期 | 考え方 |
|---|---|
| 11月上旬まで | 早すぎるという見方もあるが、遅れるよりは問題が少ないとされる |
| 11月中旬〜12月上旬 | 一般的な目安。相手の年賀状の準備より前に届く |
| 12月中旬 | 相手が書き始めている可能性が高い。急いで出す |
| 12月下旬以降 | 年賀状が出たあとのことが多い。年明けの寒中見舞いに切り替える |
12月に入ってから不幸があった場合は、そもそも年内に全員へ知らせるのが難しいことがあります。その場合も、慌てて出すより、年明けに寒中見舞いで事情を伝えるほうが落ち着いた対応とされています。
間に合わなかったら、寒中見舞い
出し遅れて、相手から年賀状が届いてしまった。あるいは、年内に知らせられなかった。そのときに使うのが寒中見舞いです。
出す時期は、松の内が明けてから立春までが目安です。松の内は、1月7日までとする地域と、15日までとする地域があります。相手の地域の慣習が分からないときは、15日を過ぎてから出せば、どちらでも明けています。立春は年によって日が動き、国立天文台の暦要項によると、2027年は2月4日です。立春を過ぎたら、寒中見舞いではなく余寒見舞いとするのが一般的です。
文面に入れる内容は、次の3つです。
- 寒中のお見舞いの挨拶
- 年賀状をいただいたお礼(届いていた場合)
- 喪中のため新年のご挨拶を控えていたことと、いつ誰が亡くなったか
なお、年賀状をいただいた側の対応、つまり「喪中なのに年賀状が届いた」場面は、別の記事で詳しく書いています。この記事は、出す側の時期の話に絞りました。
誰に出すか、迷ったら
喪中はがきは、年賀状をやり取りしている相手に出すのが基本です。自分の側の範囲、つまりどの続柄まで喪中とするかは、家や地域で考え方が分かれます。忌引・喪中を整えるは、続柄を選ぶと、忌引日数の一般的な目安と、喪中に当たるかどうか、年賀欠礼状を出す時期の目安をまとめて確認できます。寒中見舞いの挨拶に添える季節の言葉は、時候の挨拶を整えるで月ごとに探せます。
なお、この記事の日程は2026年11月時点の日本郵便の発表に基づきます。年賀状の日程は毎年見直されるため、実際に出す前に最新の案内を確認してください。
出典
- 日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」(2026年8月31日)
- 国立天文台「令和9年(2027)暦要項」(二十四節気および雑節)