作法を整える
初級時候の挨拶を整える。
= 今月の手紙の書き出しと結びの定番が、コピーですぐ使える
時候の挨拶が初めての方は、先に そもそも時候の挨拶とは・どんな場面で使うか をどうぞ。
今日(ビルド時点)は 11月・上旬 の時期です。下のタブで他の月に切り替えられます。
11月(霜月・しもつき)
11月の時候の挨拶
木枯らしが吹き、冬の気配が強まる時期です。
この月の目安となる二十四節気: 立冬(りっとう)・小雪(しょうせつ)。 節気について詳しくは「暦を整える」へ。
縦書きの便箋プレビュー
11月(中旬)の書き出し・結びを、手紙の並びの位置に入れるとこうなります。
拝啓 向寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
(ここに本文)
向寒の折、貴社の一層のご発展をお祈り申し上げます。
敬具
- 1. 頭語
- 2. 時候の挨拶
- 3. 相手の様子を気づかう言葉
- 4. 本文
- 5. 結びの挨拶
- 6. 結語
簡略化した参考図です。改まった手紙の一般的な形を示したもので、会社・地域・相手との関係によって書き方は異なります。本文の内容や頭語・結語の選び方は、相手や場面に合わせてください。
上旬 (1〜10日ごろ) 今の時期
拝啓 立冬の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
日ごとに寒さが増してまいりました、いかがお過ごしでしょうか。
立冬の折、貴社の一層のご発展をお祈り申し上げます。敬具
冬支度の折、どうぞお体を大切にお過ごしください。
中旬 (11〜20日ごろ)
拝啓 向寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
冬の訪れが感じられる今日この頃です、いかがお過ごしでしょうか。
向寒の折、貴社の一層のご発展をお祈り申し上げます。敬具
向寒の折から、くれぐれもご自愛くださいませ。
下旬 (21日〜月末ごろ)
拝啓 晩秋の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
木枯らしの吹く季節となりました、いかがお過ごしでしょうか。
晩秋の折、貴社の一層のご発展をお祈り申し上げます。敬具
年の瀬を控え何かとお忙しいことと存じますが、体調にお気をつけください。
そもそも時候の挨拶とは
手紙の書き出しに添える、季節のひとこと。
時候の挨拶(じこうのあいさつ)は、手紙やメールの冒頭で、その時期の季節感を伝える決まり文句です。改まった文書では、「盛夏の候」のような漢語調を使い、親しい相手には「暑い日が続きますが」のような和語調を使います。
身近なたとえでいえば、人に会ったときの「寒くなりましたね」「いいお天気ですね」にあたります。いきなり用件に入らず、まず相手や季節に気持ちを向けることで、文面がやわらかくなります。
どこで・どんな場面で使うか
-
取引先へのお礼状や案内状
改まった文書では、頭語のあとに時候の挨拶を入れるのが一般的です。月と上旬・中旬・下旬で言葉を選びます。
-
お中元・お歳暮に添える送り状
贈り物に添える手紙では、季節の挨拶がそのままごあいさつになります。
-
暑中見舞いや年賀状の添え書き
はがきの一言にも、季節のひとことを入れると、相手に気づかいが届きます。
-
結婚式や会合の案内状
招待状や案内状は、はじめに季節の言葉を置いて書き始める形が多いです。
-
ビジネスメールのていねいな書き出し
社外へ送る改まったメールでは、冒頭に季節のひとことを添えることがあります。
知っておくと何がうれしいか
- 書き出しで手が止まらない。月ごとの例が揃っていれば、「何と書き始めよう」と悩む時間が減ります。
- 時期のずれた表現を避けられる。同じ月でも、上旬・中旬・下旬で合う言葉が変わります。季節外れの言葉を使いにくくなります。
- 場面に合う硬さを選べる。漢語調とカジュアルな和語調を選べるので、相手との距離感に合わせた文面になります。
上のツールで月を選び、書き出しと結びをそのままコピーして使ってみてください。
手紙の6つの並び
頭語から結語まで、改まった手紙はこの順に書くのが一般的です
- 1 頭語 手紙の書き出しの合図(例: 拝啓)
- 2 時候の挨拶 季節を表す言葉(例: 梅花の候)
- 3 相手の様子を気づかう言葉 相手の健康や繁栄を気づかう一文
- 4 本文 用件。「さて」などで切り出すことが多い
- 5 結びの挨拶 相手の健康を祈る言葉や今後のお願い
- 6 結語 手紙の終わりの合図(例: 敬具)
※ 「時候の挨拶」の例は、このページの一覧の「書き出し」にあたります。1〜3が書き出し、5〜6が結びの部分です。
簡略化した参考図です。頭語と結語は組で使うのが一般的とされますが、流儀は会社・地域・相手により異なります。
使い方
時候の挨拶は「頭語 → 時候の挨拶 → 用件 → 結びの挨拶 → 結語」の型にはめる。
改まった手紙は、書き出しの頭語と結びの結語をセットで使うのが一般的です(頭語だけ書いて結語を省く、といった片方だけの使い方は避けられることが多いです)。上の一覧の「書き出し」は頭語のすぐあとに、「結び」は結語の直前に続けて使います。
| 頭語 | 結語 | 使う場面の目安 |
|---|---|---|
| 拝啓 | 敬具 | 最も一般的な組み合わせ。ビジネス文書・案内状など幅広く使われます。 |
| 謹啓 | 敬白 / 謹言 | 拝啓よりも丁寧とされる組み合わせ。目上の方・改まった相手向けの用途で選ばれることが多いです。 |
| 前略 | 草々 | 時候の挨拶を省略する略式の組み合わせ。急ぎの用件や親しい相手向けとされ、改まった場面では避けられることが多いです。 |
⚠️ 表現の使い分けは会社・業界・地域・相手との関係性により異なります。ここでの分類は一般的な目安であり、断定するものではありません。社内で文例が定められている場合はそちらを優先してください。すべてこの端末内で完結し、コピー内容は送信されません。
月別ページ・関連ツール
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このツールについて
月と上旬/中旬/下旬を選ぶだけで、ビジネス向けの漢語調(〜の候)とカジュアルな和語調、書き出し・結びのセットが揃います。コピーボタンでそのまま手紙やメールに貼り付けられます。初期表示はビルド時点の今月です。
「盛夏の候」は8月でいい?── 月別×旬×漢語調/和語調の書き出し・結びを一覧に。今月分が最初に出て、ワンタップコピー。
主な機能
- 月別×上旬中旬下旬の時候の挨拶(漢語調/和語調)
- 書き出しと結びをセットで収録
- ビジネス/カジュアルの使い分け
- ワンタップコピー
- 月別ページ12枚(毎月順番に旬が来る)
- 送信ゼロ・ブラウザ内完結
- 手紙の6つの並びの図と、月ごとの縦書き便箋プレビュー
よくある質問
Q. 時候の挨拶の「漢語調」と「和語調」はどう使い分けますか?
A. 「盛夏の候」のような漢語調はビジネス文書や改まった手紙に、「暑い日が続きますが」のような和語調は親しい相手への手紙やカジュアルなメールに向くとされます。相手との関係と文書の格に合わせて選びます。
Q. ビジネスメールにも時候の挨拶は必要ですか?
A. 日常の社内メールでは省略が一般的ですが、改まった依頼状・挨拶状・お礼状では入れると丁寧です。メールでは「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」のように季節を問わない表現で代用することも多いようです。
Q. 「〜の候」はいつ使えばいいのか分かりません。
A. 月ごと、さらに上旬・中旬・下旬でふさわしい表現が変わります。本ツールは月別に上旬/中旬/下旬の目安つきで一覧化しているので、書く時期に合わせて選んでください。実際の気候とずれる年は、体感に合う表現を選んでも問題ありません。
Q. 書き出しと結びは対応させる必要がありますか?
A. 厳密な決まりはありませんが、書き出しが漢語調なら結びも改まった表現に、カジュアルな書き出しなら結びも柔らかく、と文体を揃えると自然です。本ツールでは書き出しと結びをセットで収録しています。
Q. 8月に「残暑」を使うのはいつからですか?
A. 暦の上で秋が始まる立秋(8月7日ごろ)以降は「残暑の候」「残暑厳しき折」を使うのが伝統的とされます。立秋前は「盛夏」「大暑」などの真夏の表現を使います。
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このツールの解説記事
この内容は、研修でも扱っています
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