七五三は数え年と満年齢どっち──時代で変わった数え方と兄弟同時祝いの計算
七五三のお祝いは数え年・満年齢のどちらで行うべきか迷う方に向けて、時代による考え方の変遷と、年齢の異なる兄弟姉妹をまとめてお祝いする場合の具体的な計算例を整理します。
子どもの七五三の年、実家の祖母から「数え年でやるものよ」と言われたけれど、幼稚園のママ友たちはみんな満年齢で祝っていた——どちらに合わせればよいのか迷った経験のある方は多いはずです。
結論を先に書きます。
七五三は数え年・満年齢のどちらで祝っても間違いではなく、現代では満年齢で行う家庭が多い傾向にあるとされています。かつては数え年で祝うのが一般的だったとされますが、満年齢という数え方が広く定着した現代では、子どもの体格や気候なども考慮して満年齢での実施を選ぶ家庭が増えてきたと言われています。どちらを選ぶかは家庭の判断に委ねられている部分が大きく、地域や神社によっても案内が異なります。
数え年と満年齢、そもそもの違い
七五三の年齢の考え方を整理する前に、数え方の違いを確認しておきます。
| 数え年 | 満年齢 | |
|---|---|---|
| 年齢の起点 | 生まれた時点で1歳 | 生まれた時点で0歳 |
| 加齢のタイミング | 元日(1月1日)に一斉に1歳加算 | 誕生日を迎えるたびに1歳加算 |
| 実年齢との関係 | 誕生日前は満年齢+2歳、誕生日後は満年齢+1歳になることが多い | 現在の生活で広く使われている数え方 |
数え年は生まれた年を1歳とし、以降は誕生日に関係なく元日を迎えるたびに歳を重ねる、暦を基準にした数え方です。満年齢は生まれた日を0歳とし、誕生日ごとに1歳ずつ加算する、現在の生活で広く使われている数え方になります。
このため、同じ「7歳」でも、数え年か満年齢かで指している子どもの生まれ年が異なります。数え年の7歳は、その年の誕生日を迎えていれば満6歳、まだ迎えていなければ満5歳にあたるため、兄弟姉妹の年齢を数える際は、どちらの数え方を基準にしているかを最初にそろえておくと混乱が減ります。
七五三の年齢の考え方の変遷
七五三はもともと、数え年で3歳・5歳・7歳を迎える子どもの成長を祝う行事として広まったとされています。数え年が生活の中で当たり前に使われていた時代には、七五三も当然のように数え年で行われていたと考えられます。
満年齢という数え方が生活に浸透するにつれて、七五三についても満年齢で行う家庭が増えてきたとされています。特に早生まれの子どもの場合、数え年で数えると実際の発育よりかなり早い時期にお祝いすることになり、着物や参拝の負担を考えて満年齢を選ぶ家庭も多いようです。現在では神社の案内でも「数え年・満年齢どちらでも構いません」とされていることが多く、家庭ごとの都合や考え方を優先して選んでよい行事として定着しています。
3歳の七五三は特に、数え年と満年齢のどちらで祝うかによる体力・発達の差が大きく出やすい年齢とされています。数え年の3歳(満年齢では1〜2歳)は、まだ長時間の参拝や着物での歩行が難しい時期にあたることも多く、この年齢だけは満年齢で行う家庭が特に多いとも言われています。一方、5歳・7歳になると発達の差は縮まるため、家庭によっては上の子を数え年、下の子を満年齢で祝うなど、子どもの成長に合わせて柔軟に判断しているケースも見られます。
兄弟姉妹でまとめてお祝いする場合の計算例
年子や年の近い兄弟姉妹がいる場合、それぞれの七五三を毎年別々に行うのではなく、年齢の近い年にまとめてお祝いする家庭もあります。
たとえば、姉が満5歳・弟が満3歳になる年が同じ年に重なるケースを考えます。
- 姉:満5歳(数え年では6歳)の年 → 女の子の七五三は3歳・7歳が対象のため、この年は対象外
- 弟:満3歳(数え年では4歳)の年 → 男の子の七五三は3歳・5歳が対象のため、この年が対象
このように男女で対象となる年齢が異なる(女の子は3歳・7歳、男の子は3歳・5歳)ため、単純に「同じ年に生まれていないから別の年」と考えるのではなく、それぞれの子どもの対象年齢がいつ重なるかを個別に確認する必要があります。年子の姉弟であれば、姉が7歳・弟が5歳になる年が一致することもあり、このタイミングでまとめて祝う家庭も見られます。
対象年齢が一致しない年であっても、上の子の付き添いで下の子も一緒に神社へ行き、記念写真だけ一緒に撮るという形でまとめる家庭もあります。祈祷を受けるかどうかは対象年齢の子どもに合わせつつ、家族の予定や衣装のレンタル状況を見ながら、無理のない形にまとめている家庭が多いようです。
手を動かすなら
自分の子どもが数え年・満年齢それぞれで何歳になるのか、そして七五三の対象年に当たるかどうかは、生年月日から一発で確認できます。厄年・七五三を整える では、生年月日を入れるだけで、男の子は3歳・5歳、女の子は3歳・7歳の該当年を数え年・満年齢の両方で表示できます。兄弟姉妹それぞれの現在の満年齢・数え年をまず並べて確認したいときは、年齢計算を整える も使うと、学年や次の誕生日まで含めて把握しやすくなります。