pwd 仮想ターミナルで試せる
今いるフォルダの場所(パス)を表示します。迷子になったらまずこれ。
主なオプション
- -P
- ショートカット(シンボリックリンク)をたどった実際の場所を表示
例
-
pwd今の場所を表示 -
cd documents && pwd移動してから場所を確かめる
Linuxを整える
初級= 「ファイルをコピーしたい」から基本コマンドを引いて、架空のフォルダで打って試せる
Linux が初めての方は、先に そもそも Linux とは・何に使われているか をどうぞ。
↑ ↓ キーで前に打ったコマンドを呼び出せます。
押すだけで試せる例
フォルダの木 — 操作するたびに変わります
※ これは架空のフォルダで、あなたの実際のファイルではありません(入力は端末の外へ出ません)。木は /home/user(~)の中だけを表示し、この中だけ変更できます。ページを開き直す・「最初に戻す」で元に戻ります。
ボタンで選ぶか、検索欄に「コピー」「名前を変える」などと入力します。例の「▶ 試す」を押すと、上の仮想ターミナルでそのまま動きます。
見つかりませんでした。別の言い方(例: 「消す」「一覧」「移動」)で探すか、「すべて」を選んでください。
今いるフォルダの場所(パス)を表示します。迷子になったらまずこれ。
主なオプション
例
pwd 今の場所を表示 cd documents && pwd 移動してから場所を確かめる フォルダの中にあるファイルとフォルダを一覧にします。
主なオプション
例
ls ふつうの一覧 ls -l 詳しい一覧 ls -la 隠しファイルも詳しく ls documents 別のフォルダの中身 別のフォルダへ移動します(change directory)。
主なオプション
例
cd documents 相対パスで入る cd photos/trip && pwd 2階層ぶん一気に cd photos && cd .. ひとつ上に戻る cd /tmp 絶対パス(/ から始まる)で移動 注意 cd はフォルダにしか入れません。ファイル名を渡すと「Not a directory」になります。
新しいフォルダを作ります(make directory)。
主なオプション
例
mkdir work work フォルダを作る mkdir -p a/b/c 3階層をまとめて作る mkdir a/b 途中の a が無いとエラー(-p の必要性を体験) 空のフォルダを消します。中身があると消せない、安全寄りのコマンドです。
主なオプション
例
rmdir old 空の old フォルダを消す rmdir photos 中身があるので消せない(エラーを体験) 注意 中身のあるフォルダは消せません。中身ごと消すには rm -r を使います(取り消せないので慎重に)。
空のファイルを作ります。すでにあるファイルは、更新日時だけを今に変えます。
主なオプション
例
touch new.txt 空の new.txt を作る touch a.txt b.txt c.txt 3つ同時に作る touch memo.txt 既存ファイルの更新日時だけ新しくする ファイルやフォルダをコピーします(copy)。元は残ります。
主なオプション
例
cp memo.txt memo2.txt ファイルを別名でコピー cp memo.txt documents フォルダの中へコピー cp -r photos backup フォルダを中身ごとコピー cp photos backup -r を忘れるとエラー(体験) 注意 同じ名前のファイルがあると、確認なしで上書きされます。大事なものには -i か -n を付けましょう。
ファイルやフォルダを移動します。同じフォルダの中で使うと「名前の変更」になります(move)。
主なオプション
例
mv memo.txt documents フォルダへ移動 mv memo.txt note.txt 名前を変える mv photos/cat.jpg . 今の場所(.)へ持ってくる mv photos pictures フォルダの名前を変える 注意 mv にはフォルダ用の -r は要りません。行き先に同じ名前のファイルがあると、確認なしで上書きされます。
ファイルを消します(remove)。ごみ箱を通らず、その場で消えます。
主なオプション
例
rm memo.txt ファイルを1つ消す rm photos フォルダには -r が必要(エラー体験) rm -r photos フォルダを中身ごと消す rm -i memo.txt 確認つきで消す rm -rf / 絶対に本物で打たない。ここでは実行されません 注意 元に戻せません。ごみ箱はありません。特に rm -rf(確認なしで中身ごと)を / や ~ に向けると、システムやホーム全体が消えます。打つ前に、対象を ls で確かめる習慣を。
ファイルの中身をそのまま画面に出します。
主なオプション
例
cat memo.txt メモの中身を見る cat -n documents/report.txt 行番号つきで cat memo.txt documents/todo.txt 2つを続けて 注意 長いファイルは画面を流れ去ります。そのときは less を使います。画像などバイナリに使うと文字化けします。
長いファイルを1画面ずつ、上下にスクロールしながら読みます。
主なオプション
例
less /var/log/syslog ログを1画面ずつ読む 注意 読むだけで、書き換わることはありません。やめるときは q。
ファイルの先頭の数行だけを表示します。
主なオプション
例
head -n 3 access.log 先頭3行だけ見る ファイルの末尾の数行だけを表示します。ログの確認の定番です。
主なオプション
例
tail -n 20 access.log 最後の20行を見る tail -f app.log 新しい行をリアルタイムで見る 文字を画面に出します。> と組み合わせるとファイルに書き込めます。
主なオプション
例
echo hello 画面に出す echo hi > hello.txt 新しいファイルに書く echo 追記しました >> memo.txt 末尾に足す echo $HOME 変数の値を出す 注意 「>」は上書きです。既存ファイルの中身が消えます。足したいときは「>>」。
コマンドの説明書(マニュアル)を開きます。
主なオプション
例
man ls ls の説明書を読む 画面の表示をきれいに消します。
主なオプション
例
clear ターミナルの表示を消す 注意 画面が消えるだけで、ファイルやコマンドの履歴は消えません。
これまでに打ったコマンドの履歴を番号つきで表示します。
主なオプション
例
ls && pwd && history いくつか打ってから履歴を見る 行数・単語数・バイト数を数えます(word count)。
主なオプション
例
wc -l memo.txt 行数を数える ls | wc -l ファイルの数を数える(パイプ) 詳しくは:パイプ(|)の仕組みを体験する
別名(リンク)を作ります。ショートカットのようなものです。
主なオプション
例
ln -s /var/log/syslog mylog mylog という名前で元のファイルを指す 注意 書く順番は「ln -s 元 新しい名前」。逆にすると、うまく動きません。
フォルダやファイルが使っているディスク容量を調べます(disk usage)。
主なオプション
例
du -sh photos photos 全体の大きさ du -h --max-depth=1 直下のフォルダごとの大きさ ディスク全体の空き容量を調べます(disk free)。
主なオプション
例
df -h ディスクごとの使用率と空き 注意 du は「このフォルダがどれだけ使っているか」、df は「ディスクがあとどれだけ空いているか」。
コマンドの実体が、どこにあるかを教えてくれます。
主なオプション
例
which python3 python3 が置かれている場所 文字列で行を探して絞り込みます。
詳しくは:grep・正規表現を整える
名前・更新日時・サイズなどでファイルを探します。
詳しくは:find コマンドを整える
ファイルの読み書き・実行の権限を変えます。
詳しくは:パーミッション(chmod)を整える
ファイルをひとつにまとめたり、圧縮・解凍したりします。
詳しくは:tar・圧縮解凍コマンドを整える
動いているプログラム(プロセス)を調べたり、止めたりします。
詳しくは:プロセスの止め方を体験する
変更の履歴を記録して、チームで共有する道具です。
詳しくは:Git コマンドを整える
そもそも Linux とは
Linux(リナックス)は、Windows や macOS と同じOS(コンピューターを動かす土台のソフト)の一つです。1991年にフィンランドの学生リーナス・トーバルズが中核部分(カーネル)を公開し、世界中の開発者が手を加えて育ててきました。誰でも無料で使え、中身(ソースコード)も公開されています。
実際に使うときは、カーネルに道具一式をまとめたディストリビューションを入れます。Ubuntu・Debian・Red Hat Enterprise Linux・AlmaLinux などが代表例で、名前は違っても、このページの ls・cd・cp・mv・rm といった基本コマンドはどれでも同じように使えます。Mac のターミナルでもほぼ同じです。
Web サイト・アプリのサーバー
ふだん見ている Web サイトや、スマホアプリの裏側のサーバーの多くが Linux で動いています。
クラウド
AWS・Google Cloud・Microsoft Azure で借りる仮想サーバーも、多くは Linux を選んで使います。
スマホ・家電・機械
Android の中核は Linux のカーネルです。Wi-Fi ルーター、テレビ、カーナビ、工場の機械などにも組み込まれています。
スーパーコンピューター
世界のスパコン上位500台(TOP500)は、2017年からすべて Linux 系の OS で動いています。
ソフトウェア開発
開発者は Windows の中で Linux を動かす WSL や、アプリを箱詰めして動かす Docker などで、毎日 Linux を使っています。
学習・電子工作
小さなコンピューター Raspberry Pi の標準の OS も Linux 系で、プログラミング学習や電子工作に使われています。
インフラエンジニアやサーバーを触る開発者にとって、基本コマンドは最初に覚える「読み書き」です。資格では LPIC・LinuC の最初の範囲にあたります。上の仮想ターミナルで、まずは pwd・ls・cd から打ってみてください。
コマンドの基礎・4つの理解
場所の書き方は2種類:絶対パスと相対パス
/ から始まるのが絶対パス(どこにいても同じ場所を指す)、そうでないのが相対パス(いまの場所から数える)です。. はいまの場所、.. はひとつ上、~ は自分のホームフォルダです。迷ったら pwd で現在地を確かめます。
コマンド・オプション・引数の並び
cp -r photos backup は「コマンド(cp)・オプション(-r)・引数(コピー元 photos とコピー先 backup)」です。オプションは -rf のように1文字ずつ連ねられます。大文字と小文字は別物です。
cp と mv は「同じ名前があれば上書き」、rm は「元に戻せない」
Linux の rm には Windows や Mac の「ごみ箱」がありません。cp・mv・> も、確認なしで既存ファイルを上書きします。不安なときは -i(確認)を付け、消す前に ls で対象を目で確かめるのが基本です。とくに rm -rf を / や ~ に向けてはいけません。
エラー文は英語でも、読む場所は決まっている
たとえば No such file or directory は「その名前が無い」、Permission denied は「権限が無い」、Is a directory は「フォルダだった」です。冒頭のコマンド名と、引用符で囲まれた名前が、どの操作のどの対象で失敗したかを教えてくれます。
関連ツール:Linuxディレクトリ構成(FHS)を整える/find コマンドを整える/grep・正規表現を整える/パイプとリダイレクトを整える/パーミッション(chmod)を整える/tar・圧縮解凍コマンドを整える
ファイルとディレクトリの基本操作(ls・cd・cp・mv・rm・mkdir など)は LPIC-1 / LinuC レベル1の最初に出てくるテーマです。仮想ターミナルはすべてあなたのブラウザの中(純JavaScript)で動き、入力はサーバへ送信されません(送信ゼロ)。実際の挙動は環境(GNU / BSD)で少し違うことがあります。
「ファイルをコピーしたい」「名前を変えたい」……やりたいことから基本コマンドを引けて、架空のフォルダの上で打って試せます。ここで何を消しても本物のファイルには影響しません。入力はこの端末から一切出ません(送信ゼロ)。
「ファイルをコピーしたい」などやりたいことから基本コマンドを引ける早見表と、架空のフォルダで安全に打てる仮想ターミナル。打つたびにフォルダの木が変わり、増えた・消えた・動いたが色と記号で分かります。rm -rf / は実行せず理由を説明。
🔰 かんたんに言うと
ls・cp・mv・rm など毎日使う基本コマンドを、やりたいことから引けて、架空のフォルダで打って試せます。
主な機能
A. いいえ。このページの仮想ターミナルは、ブラウザの中に作った架空のフォルダ(/home/user)だけを動かします。あなたのパソコンのファイルには一切触れませんし、打った内容も外へ送信されません。「最初に戻す」を押すか、ページを開き直せば元の状態に戻ります。
A. 本物の Linux では戻せません。rm はごみ箱に入れず、その場で消します。消す前に ls で対象を確かめ、不安なときは rm -i(1つずつ確認)を付けるのが基本です。特に rm -rf を / や ~ に向けると、システムやホーム全体が消えます。このページで rm -rf / を打っても実行されず、理由が表示されます。
A. cp は元を残したままコピー、mv は元の場所から取り除いて移動します。同じフォルダの中で mv を使うと「名前の変更」になります。フォルダをコピーするには中身も順にたどる必要があるため -r(再帰的)が必要で、付け忘れると「-r not specified; omitting directory」と言われます。mv にはフォルダ用の -r は要りません。
A. このページの仮想ターミナルは、pwd・ls・cd・mkdir・rmdir・touch・cp・mv・rm・cat・echo・clear・history が対象です。grep・find・chmod・tar・パイプ・プロセス・git は、それぞれ専用のページで試せます。早見表にはリンクを載せています。
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