温度
燗の温度とは
かんのおんど
一言でいうと
温めた酒の温度の呼び名。日向燗30℃近辺〜飛びきり燗55℃以上。
業界団体の説明にもとづく言葉
日本酒造組合中央会などの資料に説明があります。法令や告示では定義されていません。
くわしく
日本酒造組合中央会は、燗の温度に6つの呼び名と温度の目安を載せています。日向燗は30℃近辺、人肌燗は35℃近辺、ぬる燗は40℃近辺、上燗は45℃近辺、あつ燗は50℃近辺、飛びきり燗は55℃以上です。
同じ団体の別のページ(燗酒の常識)は、人肌燗を35〜40℃、ぬる燗を40〜45℃、上燗を45〜50℃、熱燗を50〜55℃と、幅で示しています。団体の資料の中でも、数字の出し方は少し違います。温度はあくまで目安として読んでください。
日本酒造組合中央会によると、お燗の習慣は江戸時代中期以降に一般的になりました。
燗の呼び名と温度の目安(日本酒造組合中央会)
| 呼び名 | 読み | 目安(旧ページ) | 幅(燗酒の常識) | 状態の説明(要約) |
|---|---|---|---|---|
| 日向燗 | ひなたかん | 30℃近辺 | — | 飲んだとき、熱さや冷たさを感じない |
| 人肌燗 | ひとはだかん | 35℃近辺 | 35〜40℃ | 飲んだとき、「ぬるい」と感じる |
| ぬる燗 | ぬるかん | 40℃近辺 | 40〜45℃ | 「熱い」というより「温かい」と感じる。体温と同じくらいの印象 |
| 上燗 | じょうかん | 45℃近辺 | 45〜50℃ | 徳利やおちょこを持つとやや熱さを感じる。注ぐと湯気がたつ |
| あつ燗(熱燗) | あつかん | 50℃近辺 | 50〜55℃ | 徳利から湯気がたつ。持つと熱く感じる |
| 飛びきり燗 | とびきりかん | 55℃以上 | — | 徳利やおちょこを持てないほどではないが、持った直後にかなり熱く感じる |
名前が似ていて取り違えやすい言葉
| 言葉 | 温度の目安 | 説明 |
|---|---|---|
| 熱燗(あつ燗) | 50℃近辺(50〜55℃) | 燗の中で温度が高い側の呼び名。上燗とは別の呼び名 |
| ぬる燗 | 40℃近辺(40〜45℃) | 「ぬるい」と感じる人肌燗より、少し温度が高い側 |
| 冷や | 常温 | 燗とは反対側。温めていない状態 |
ラベルのどこに書いてある?
燗の呼び名は、告示の表示事項ではありません。飲食店のメニューや、団体の解説で使われる言葉です。
あわせて読む
出典(原文)
- ・日本酒造組合中央会「4タイプ別日本酒の飲用温度」(旧ページ)(燗の表現と温度(数値))
- ・日本酒造組合中央会「知っておきたい燗酒の常識」(お燗の温度範囲)
- ・日本酒造組合中央会「日本酒のおいしい飲み方」(日本酒の温度による呼び方・温めて日本酒を楽しむ)
原文を2026年10月10日に取得して確認しました。法令・告示は改正されることがあります。実際の表示や取引の判断には、原文と国税庁の案内を確認してください。
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データの時点:2026年10月10日に原文を確認(国税庁 清酒の製法品質表示基準(令和4年改正まで反映))