1957年 ・ 命令型
Fortranの歴史
科学技術計算の式を数式に近い書き方でそのまま計算機に入力できるようにするため、IBM のバッカスらが作った言語。手で機械語を書く代わりに、高水準の言語から実行時間の短いコードを作る最適化コンパイラとともに提供された。
- 年(初めて公開された年)
- 1957年
- 作った人
- John Backus
- 組織
- IBM
- 系統
- 命令型
年の決め方 1957年 IBM が IBM 704 用の最初のコンパイラを利用者に提供。IBM の記述では開発の開始(creation)は1954年。1954年の Preliminary Report 本体は未確認のため、確認できた配布の年を採用
Fortranの祖先と子孫
影響元をたどれる言語0、影響先をたどれる言語24を描きました。点を押すとその言語のページに移ります。
全体の図は一覧の系統図にあります。
目指したこと
プログラマの手作業を減らし、数式に近い表記で意図を計算機に伝えられるようにすることを目指した。
“In 1957, the IBM Mathematical Formula Translating System, or Fortran, debuted.”
年の根拠の出典: IBM Heritage: Fortran
“hand-to-hand combat with the machine”
目指したことの根拠の出典: IBM Heritage: Fortran
影響を受けた言語
出典が明言した線だけです。「受け継いだ点」は出典の記述を要約したものです。
この一覧の中で、確かめられた影響元はありません(影響が無いという意味ではありません)。
影響を与えた言語
-
Lisp ・ 1958年
受け継がれた点: FORTRAN 上の FLPL でリスト処理を試し、条件式の着想を得た
影響を受けた側の資料が述べています ・ 出典: McCarthy, History of Lisp (転載版で内容を確認)
-
C ・ 1972年
受け継がれた点: 宣言構文(型指定子で宣言を始める書き方)。Ritchie は B について述べ、C がこれを受け継いだとする
影響を受けた側の資料が述べています ・ 出典: Ritchie, The Development of the C Language
あわせて見る
- プログラミング言語の比較 C・JavaScript・Java・Python を同じものさしで。
- 冗談と実験の枝:難解プログラミング言語
出典
- IBM Heritage: Fortran
- McCarthy, History of Lisp (転載版で内容を確認)
- Ritchie, The Development of the C Language
影響の線の引き方は一覧の注記に書いています。