1991年 ・ スクリプト・オブジェクト指向・マルチ・その他
Pythonの歴史
CWI で ABC 言語の設計に加わっていた Guido が、Amoeba 分散OSでの管理作業のために作ったスクリプト言語。インデントによる文のまとまり、高水準のデータ型、例外処理を持ち、C などで拡張しやすくした。
- 年(初めて公開された年)
- 1991年
- 作った人
- Guido van Rossum
- 組織
- CWI(オランダ)
- 系統
- スクリプト・オブジェクト指向・マルチ・その他
年の決め方 1991年2月に Guido van Rossum が USENET に公開した(開発は1989年12月に開始)。
Pythonの祖先と子孫
影響元をたどれる言語9、影響先をたどれる言語8を描きました。点を押すとその言語のページに移ります。
全体の図は一覧の系統図にあります。
目指したこと
ABC の流れをくみつつ、Unix や C に慣れた人が使いたくなる言語にすること。拡張しにくかった ABC の反省から、拡張可能であることを重んじた。
“In February 1991, after just over a year of development”
年の根拠の出典: Python docs, General Python FAQ
“a descendant of ABC that would appeal to Unix/C hackers”
目指したことの根拠の出典: Guido van Rossum, Foreword for Programming Python
影響を受けた言語
出典が明言した線だけです。「受け継いだ点」は出典の記述を要約したものです。
-
C++ ・ 1985年
受け継いだ点: クラス機構(C++ と Modula-3 の混合)
影響を受けた側の資料が述べています ・ 出典: Python docs, Tutorial: Classes
-
Haskell ・ 1990年
受け継いだ点: リスト内包表記
影響を受けた側の資料が述べています ・ 出典: Python docs, What's New in Python 2.0
一覧にない言語からの影響(名前だけ): ABC・Modula-3・Algol 68
影響を与えた言語
-
C# ・ 2000年
受け継がれた点: C# 4.0 の dynamic
影響を与えた側の資料が述べています ・ 出典: Syme, The Early History of F# (HOPL IV, 2020)
-
F# ・ 2002年
受け継がれた点: インデントで構造を表す軽量構文の着想
影響を受けた側の資料が述べています ・ 出典: Syme, The Early History of F# (HOPL IV, 2020)
-
Julia ・ 2012年
受け継がれた点: 汎用プログラミングでの使いやすさ(目標として挙げたもの)
影響を受けた側の資料が述べています ・ 出典: Why We Created Julia (2012)
-
Swift ・ 2014年
受け継がれた点: 言語機能の着想(具体的な機能は未記載)
影響を受けた側の資料が述べています ・ 出典: Chris Lattner's Homepage
関わる思想のテーマ
あわせて見る
- Python を整える(練習場) ブラウザの中で動かせます。
- プログラミング言語の比較 C・JavaScript・Java・Python を同じものさしで。
- 冗談と実験の枝:難解プログラミング言語
出典
- Python docs, General Python FAQ
- Guido van Rossum, Foreword for Programming Python
- Python docs, History and License
- Python docs, What's New in Python 2.0
- Python docs, Tutorial: Classes
- Syme, The Early History of F# (HOPL IV, 2020)
- Why We Created Julia (2012)
- Chris Lattner's Homepage
影響の線の引き方は一覧の注記に書いています。