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ネットワークを整える

初級

ネットワークの全体図を整える。

= ネットワークのツールが、全体のどこの話かが分かる図

① 図の部品を押してみる

左から右(スマホは上から下)が、通信が通る順番です。押すと、その場所を扱うツールが下に出ます。

端末 つなぐ線 スイッチ ルーター インターネット サーバー データセンター 🔍 全体を見る・動かす(OSI・キャプチャ・IOS・監視 ほか)

② 通信の旅をたどる

ブラウザで URL を打ってから、ページが出るまで。▶ を押すと、図の上を光が進みます。

  1. 1ケーブルか Wi-Fi でつなぐ

    まず端末を、ケーブルか Wi-Fi の電波で、家や会社のネットワークにつなぎます。ここは電気の信号や電波が通る最初の道で、つながらないと何も始まりません。

    ケーブルの種類・光・PoEの早見無線LAN

  2. 2DHCP で自分の住所をもらう

    つないだ直後の端末には、まだネット上の住所(IP アドレス)がありません。「住所をください」と呼びかけると、ルーターなどが空いている住所を貸してくれます(DHCP)。

    DHCPIPアドレスサブネット設計

  3. 3DNS で相手の住所を聞く

    URL の「example.com」は人間向けの名前です。通信には数字の住所が要るので、DNS という電話帳に「この名前の住所は?」と聞いて、相手の IP アドレスを教えてもらいます。

    DNSレコード

  4. 4ARP で隣の MAC を知り、スイッチが届ける

    建物の中では、住所(IP)ではなく機器の背番号(MAC アドレス)で荷物を届けます。出口のルーターの背番号を ARP で聞き、スイッチがその番号の差込口へ送り出します。

    MACアドレスVLANスパニングツリースイッチ間の線を束ねるポートセキュリティとDAI隣の機器を見つけるしくみ

  5. 5TCP でつなぐ

    相手に「これから話します」「どうぞ」「了解」と3回あいさつして、確実に届く通話路を作ります(TCP)。ポート番号で「相手の何係に話すか」も決めます。Web なら 443 番です。

    TCP/UDPポート番号

  6. 6NAT で書き換え、ACL で検問

    建物の中だけで使う住所(プライベート IP)は外では通じません。出口のルーターが外向きの住所に書き換え(NAT)、通してよい通信かを検問(ACL)します。出口の二重化は HSRP です。

    NATACLActive/Standbyの選出とプリエンプト

  7. 7ルーティングで運ぶ

    外の道では、ルーターが「この宛先ならあっちの道」と地図を見て、荷物を次のルーターへ渡し続けます。地図は OSPF や BGP で自動に作られ、拠点同士は VPN で守った道を通ります。

    ルーティングルーターID・DR/BDR・コスト・最短経路・隣接の条件AS同士が経路を教え合う約束とAS_PATH拠点間・リモートアクセス・ESPとAH・IKEを図解MTU・MSS・トンネルで縮む大きさping と traceroute の読み方

  8. 8TLS で暗号化

    このまま送ると、途中の誰かにのぞかれるかもしれません。そこで端末とサーバーが暗号の鍵を決め、会話をまるごと暗号化します。アドレスバーの鍵マーク(https)がその印です。

    HTTPS

  9. 9HTTP でページを頼む

    ブラウザが「このページをください」(HTTP の要求)と頼みます。サーバーは奥のデータセンターで中身を用意し、近くに控えがあれば CDN が代わりに返します。

    HTTPCDNのしくみスパイン/リーフとVXLAN

  10. 10ページが戻って、画面に出る

    サーバーが「200(成功)」などの返事とページの中身を返し、来た道を逆にたどって端末に戻ります。道の太さ(帯域)と順番(QoS)で、表示の速さが変わります。

    HTTPステータス帯域・転送時間優先キュー・ポリシング・DSCP

  11. 11うまくいかないときは「見る」

    どこかの段で止まったら、通信を捕まえて中身を見たり、中継点を順に確かめたり、機器の記録を読んだりします。旅の外側から全体を支える道具たちです。

    Wireshark 風の画面で通信を再生・解析ping と traceroute の読み方モードの移り方と疑似ターミナル時刻合わせ・ログ集め・状態監視SDN・REST API・JSON・Ansible の要点

③ 初めての人は、この順で

迷ったら、上から順に。ひとつ終えるごとに、全体図のどこを埋めたかが分かります。

1. まず地図を持つ

全体の分け方を知ってから個別の話に入ると、迷子になりません。

  1. 1 OSI参照モデル通信の話を7つの役割に整理する

資格の試験範囲(CCNA の6分野)との対応は ネットワークの一覧ページ にあります。全体図は「場所」で、あちらは「試験の分野」で並べたものです。

図に出てくる OSPF・VLAN・ARP などの略語は ネットワークの略語集 で、何の略か・読み方を引けます。

このツールについて

家や会社の中から、ルーター、インターネット、相手のサーバーまで。ネットワークのツールがそれぞれ全体のどこの話なのかを、1枚の図と「通信の旅」でつなぎます。図の部品を押すと、その場所のツールが出ます。

ネットワークのツールは、全体のどこの話かで整理できます。図の部品を押すと担当ツールが出て、通信の旅を再生すれば「URL を打ってからページが出るまで」の順番が分かります。まずは OSI と合わせてどうぞ。

主な機能

  • 家・会社の中から相手のサーバーまでの全体図(部品を押すと担当ツールが出る)
  • 通信の旅(11段)を再生。段ごとの説明と担当ツールへのリンク
  • 初めての人向けの学ぶ順番(6つの段階)
  • 各ネットワークツールのページに「全体図のここ」を自動表示
  • スマホでは縦長の図に切り替わる。送信ゼロ

よくある質問

Q. ネットワークの勉強はどこから始めればいいですか?

A. 先に全体図で「どんな場所があるか」をつかみ、OSI の7層で話を整理してから、IP アドレス・サブネット・MAC の順に進むと迷いません。このページの「初めての人は、この順で」に道筋を並べています。

Q. LAN と WAN と インターネットは何が違いますか?

A. LAN は家や会社の建物の中のネットワーク、WAN は離れた拠点どうしをつなぐ外側の道、インターネットは世界中のネットワークがつながった最大の外側の道です。図では、スイッチまでが LAN、ルーターが境目、その先が外の道です。

Q. CCNA の試験範囲とこの図はどう対応しますか?

A. この図は「場所」で並べたもので、CCNA の6分野は「試験の分野」で並べたものです。分野との対応は、ネットワークの一覧ページ(/tools/net/)にあるマップで確認できます。パケットキャプチャ・BGP・VXLAN・MTU は範囲外ですが実務で使うため、別枠に載せています。

Q. DHCP や DNS は OSI の何層ですか?

A. どちらも第7層(アプリケーション層)のプロトコルです。ただし DHCP は端末に IP アドレスを渡す役、DNS は名前から IP アドレスを引く役で、通信の最初の段階で働くため、旅の序盤に出てきます。

Q. ARP はどのツールで学べますか?

A. ARP は IP アドレスから MAC アドレスを調べるしくみで、第2層と第3層の境目にあたります。MAC アドレスとスイッチの動きは MAC アドレスのツールで、通信の旅の4番目として扱っています。

入力値はURLの「#」以降に入るためサーバーには送信されません。リンクを開くと同じ状態を復元します。

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このツールの解説記事

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